妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

体が重たいな…頭が重たいのか。脳と体がつながっていない感じ。今は休むしかないんだろうな。


俺はエリートだぞ。こんなところで終わってたまるか。せっかく底辺からはい上がってきたんじゃないか。奇跡的に普通に生きていく機会を得ることができた。これを生かして幸せになるんだ。まだ終わっていない。今まで苦しんだ分幸せになる権利がある。これまでの苦労が報われるまでは死ねない。幸せになってから死にたい。幸せになるまでは死にたくない。


絶対に幸せになってやる。ここで死んでたまるかよ。人生を終わらせるのも未来に繋げるのも自分の手に懸かっている。絶望するにはまだ早いじゃないか。まだ始まってもいないんだ。俺はできる。自信を持つんだ。I can do it!


俺は何度でもよみがえる。この涙は本物だぜ。死にたいと思うからつらいんだ。積極的に生きたいと思えれば楽になれる。不安は薬で吹き飛ばせばいい。根拠のない自信で生き抜いてやれ!


脳のプログラムを作り替えろ。薬を飲んだだけではよくならない。すべては自分の考えたこと。自分の作り出した世界のせいで苦しんでいるんだ。現実の世界はもっと単純なんだ。何も考えなければ楽に生きることができるんだ。ここらへんは薬の効果に期待するしかないか。もう少しで抜け出せそうなんだが…


予期不安は自らが作り出した幻想にすぎない。幻想に恐れる必要はないんだ。現実だけ見ればいい。僕が生きている世界は現実であり幻想ではないのだから。


死ぬことより生きることのほうが逆に楽なんじゃないか。例えば一日だけで考えれば。死にたくても今すぐ死ぬなんてできないわけだし。生きることは何もしなくてもできる。これはまだ不完全だな…とりあえずメモしとくか。後で役に立つかもしれない。


アトピーや仕事の苦しみは現実ではない。アイドルとか楽しいことだけが現実なのだ。予期不安は幻想。妄想は現実。