妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

早起きして仕事をしました。今から街に出かけます。外は寒い。予報によるとそろそろ陽が出てきて暖かくなってくるはずだ。鼻水が鬱陶しい。先生の依頼を遂行しなければ。あとはカフェでまったりして自分へのごほうびをあげる。眠い。仕事が終わったから気持ちが和らいだ。疲れたけど。仕事の前が精神的にきつい。


いつものカフェで軽くランチ。こんな寒い日は温かいカフェラテがおいしい。やっと目が覚めてきた。音楽を聴きながらまったり。やっぱり眠くなってきた。もう少ししたら先生からの依頼を話に行こう。実は家に親の客人が来ているから遅めに帰らなければならないのだ。もちろん街に出てきたのもそれが理由だ。今日は朝から仕事で疲れているんだ。


たまを聴きながら江戸川乱歩を読んでいた。iPod-ImageX5。新潮社から出てる傑作選という文庫本なのだが『D坂の殺人事件』を読了したところだ。いやあ実に面白い。明智小五郎格好いいねえ。よいキャラしてる。今まで推理小説といえば海外ミステリしか読んだことがなかったのだが(というよりほとんどアガサクリスティーだけだ)やはり不自然な翻訳のなされたものよりも作家が書いたそのままの生きた文章で読めるというのは有り難い。乱歩は怪奇物を求めて興味を持ったのだけど本格ミステリも楽しめる。乱歩を読んで意外だったのはその面白さ以上に非常に読みやすいというところだ。漫画もろくに読むことのできない無気力な精神病患者でも一気に夢中になって読み進めることができる。小説より漫画のほうが読みやすいという今までの私の個人的な常識はいとも簡単に覆されてしまった。至福のひとときを満喫した。幸福な気持ちだ。


眠すぎる…乱歩の続きをよ読もうとしたけれど耐えきれない。眠気のせいで集中できないのだ。カフェに来てからもう3時間が過ぎた。ずっと座り続けてそろそろお尻が痛い。眠い。話相手がいたらあっという間なんだけどなあ。


報酬はいらないか。現金はきついな。振込みしかないかな。報酬のために代理人になったわけじゃないし。また自己嫌悪だな。見返りを求めるなんて自分らしくない。相手のためになりたいからという純粋な気持ちであったはずだ。僕は汚い大人になりたくない。お金は汚い。僕は単純に先生の役に立ちたいだけだ。ただそれだけ。何か欲しいわけじゃない。


はぁ…疲れた。なんか大変な仕事を引き受けてしまったのでは。話が食い違っていたし。余計なことしちゃっているのかも。ややこしくならないか心配。まあ報酬なしになったから気楽にやればいいか。


鼻水が止まらない。風邪っぽいかも。急に寒くなったからな。体がついていかない。たまにしか外に出ないからなおさら。今日は疲れたからもう寝よう。いい夢が見られますように…