妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

どうにか早く起きたので街に出る。昨晩は夜中に起きることはなかったけど、左のこめかみの辺りが痒くてよく眠れなかった。月曜日に皮膚科に行ってから5日間、一応朝まで眠れている。薬の効果は確実に認められる。だからこそ昨晩痒くなったことはショック大だった。眠れたからいいかとも思う。だけどやっぱり安らかに眠りたい。普通に眠ることが当たり前になるようにしたい。多くを望む訳ではない。最低限のことは求めても許されるはず。期待している。どうしても期待してしまうよ。でも裏切られるのが怖い。


いつものカフェに来ました。眠い…やはり眠れていない。クロワッサンとフォカッチャとラテでひとりランチ。気持ちは落ちている。孤独を強く感じる。食後にピンクのレキソタン。人が怖い。他人が怖い。身を固くしている。自分に自信が持てる日は来るのだろうか。自分のやりたい道に進むことはできるのだろうか。これから生きていくことはできるのだろうか。まずは普通に眠れることが当たり前にならなければならない。それができてから先のことを考えようか。まだどうにか間に合う。残り時間は少ない。けれど時間はまだある。ゼロではない。そのときが来るまでは自分を諦めては駄目なんだ。そのときが来るまで自分に期待し続ける。そのときが来るのが怖い。そのときが永遠に来なければいいのに。レキソタンデパスを追加した。気持ちが落ち着かない。不安なんだ。安心したい。穏やかな日々を過ごしたい。もう疲れた。


先生ががんばっているから僕もがんばる。先生ががんばっているから僕もがんばる。先生ががんばっているから僕もがんばる。先生ががんばっているから僕もがんばる。先生ががんばっているから僕もがんばる。先生ががんばっているから僕もがんばる。先生ががんばっているから僕もがんばる。先生ががんばっているから僕もがんばる。心のなかで何度も何度も繰り返している。クリニックが開いていた。今日は診療日。先生ががんばっているから僕もがんばる。


病気から逃げちゃ駄目だ。現実から逃げちゃ駄目だ。生きることから逃げちゃ駄目だ。苦しいことから逃げちゃ駄目だ。なぜ逃げちゃ駄目なのか。逃げたらもっと苦しくなるから。だから逃げちゃ駄目なんだ。


店員さんと言葉を交わす機会が少なくなってきた。あいさつ程度でもないよりはましか。そもそもお店で雑談なんて無理なんだ。自分から話しかけることができるほど気持ちに余裕がない。もしかしたら僕自身に負のオーラが漂っているのかも知れない。話しかけづらい雰囲気なのかも。僕はお客の一人に過ぎない。常連でもそれはきっと変わらない。そう思い込んでいるだけなのか。わからない。今はただ自分の道に没頭するしかない。それは現実から逃げながら現実と向き合う唯一の方法だから。


自分の道なんて最初からなかったんだ。今の道を進むしかない。どうにかして生き残らなければならない。病気持ちでも関係ない。自分に合っていないのなら自分に合うようにするしかない。結局は無理をする。仕方ないんだ。できるだけ健康になるしかない。死にたくても死ねないのだから、今の道にしがみついて生きていくしかない。暗黒組織の中でうまく世渡りできるように自分が変わるしかない。


適応できるように自分が変わるしかない。