妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

通院日なので街に出かけます。電車に乗りました。陽の光が突き刺さるような暑さです。家から駅まで歩くだけで疲れました。土曜日だけのために生きています。


受付を済ませてドトールに来た。初めてオレンジジュースを注文した。意外とおいしい。すっきり100%。次回は野菜ジュースにしてみようかな。コーヒーはいつものカフェで飲む。今日はどんなお話をしようか。いやどんなお話になるかといったほうが正しいか。お話がどのように展開するかはふたりともわからない。自然のままに。診察室の空気。お互いの体調。その場の雰囲気。わからないから面白い。楽しみだ。


診察が終わって疲れるのはああ終わりかぁ…またこの楽しい時間は一週間お預けか…という気持ちになるから。診察前より上がったテンションが再び落ちていく。ずっとこのままでいたかったのに。時間が限られているから価値があるという考えは現実逃避にすぎない。楽しいことは何時間あっても足りない。楽しい時間が終われば悲しいのです。その悲しみが大きければ大きいほどそれまでの時間が楽しかったということになるでしょう。診察後はいつものカフェでテンション下がったままひとり反省会をします。食欲がない。先生は友達。友達と遊びたい。自然なこと。


テンションは音楽で上げるしかない。


金曜日の夜からテンションが上がり始めてお話しているときが最高潮。お話が終わったら一気に急降下。それから一週間はテンション低いまま。


眠い…眠すぎる。先生に眠気をうつされた。


やはり何かに属さなければひとりのままか。気力がなければ旅なんてできない。つげ義春躁状態があったのだと思う。僕は躁になんてならない。ずっと鬱のまま。だから旅はできない。だからカメラはいらない。脳内貯金。何かに属さなくとも何かをやらなければ。何も変わらない。もう残された時間は多くないのだ。


こめかみのあたりがかゆい。昨晩はひさしぶりに氷で顔を冷やした。昨日お酒を飲んだせいかと思ったけど今日はお酒を飲んでないのにかゆいからやはりお酒は関係ないみたい。お酒は飲みたいときには飲む。まあめったにないけどね。アトピーはましならそれでいい。それでよしとしないとやってられない。前向きな妥協。自分の気持ちを制御するため。かゆみが強くなってきたから今晩も氷で顔を冷やすか。冷やしたいと思えば冷やせばいい。別に我慢する必要はないのだから。


氷で冷やしてもおでこからこめかみにかけてかゆみが強くなるばかりで思わずかいてしまいそうになったので冷たい水で顔を洗った。そうしたら一応落ち着いた。まあ寝ているあいだにかいてしまう可能性大だけど。氷だと冷たすぎて感覚が麻痺してかゆみも一時的に感じなくなるけど温まるとかゆみが冷やす前の何倍にもなって戻ってくる感じ。だから冷たい水くらいがちょうどいいのかもしれない。まあ気楽に行こうか。アトピーに生活を支配されてはつまらない。ましならいいんだ。自分がましに思えればそれでいい。