妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

かゆくなったらおしまい。もうすでに顔がかゆい。寝ているあいだにかいてしまう。もう何をしても手遅れなのだ。でもどうすればかゆくならないかがわからない。だから死ぬまで苦しみは続く。物事にはすべて理由があるはずなのだ。理由さえ分かればこの苦しみから解放される。例えばかゆくなるときのパターンがあれば簡単だ。手掛かりがなければどうしようもない。対症療法では永遠に苦しみから解放されることはないのだ。さらに対症療法さえ効果がなくなってきている。苦しみから逃げる。苦しみを相手にしない。苦しみに振り回されない。苦しみを無視する。苦しみを見ない。苦しみを意識しない。楽しみだらけにして苦しみが入る余地をなくしてしまう。楽しみのために生きている。苦しみのために生きたくない。苦しみのために死にたくない。


あー。ひさしぶりに失敗した。大失敗。いや漫画を買ったんだけどこれがまったく好みじゃなくて…絵は下手だし意味のない性描写ばかりで途中で嫌になって押し入れの段ボールの中に入れちゃった。漫画は当たりはずれが大きいな。一応グーグルで画像検索したりしてできるだけ情報を集めたつもりだったんだけど。生理的に受け付けない。どうしようもない。少し保守的になろうかな。無駄金を使う余裕なんてないんだ。まあ勉強になったと思えば高くはない。CDより安いし。好きなものがあるのにどうして新しいものを求めるのだろう。好きなものを楽しめばそれでいいのに。下手にテンションが上がったのがまずかったか。好奇心。しばらくは今あるものを楽しむ。今好きなものを楽しみ尽くす。収集だけして飾っておいても意味ないんだ。僕はコレクターじゃないんだ。物欲だけ満たすのはお金持ちの道楽だ。ひとり反省会だな。


もうひとりの漫画家は当たりみたいだ。よかった。好きなものが増えるのはよいことだ。ほらこの新しく好きになった漫画家の作品を揃えたい欲求がわいてきた。物欲は衰えることを知らない。そろそろ寝るよ…