妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

家を出るのが遅れてしまって駅まで小走りで来たから疲れた。何とか間に合った…今日は通院日。街に出かけます。まずはいつものカフェに行ってまったりしよう。


眠い。レキソタンのせいか知らん。やはりレキソタン単独にしたら眠気がひどくなった気がする。他の薬でうまく相殺されていたのだろうか。まあ仕事を休んでいる僕には何の支障もない副作用だ。心配することはない。ピンクのレキソタン可愛いよ。


いつものカフェに来ました。あんパンとクロワッサンと小さなピザとカフェラテ。早めのひとりランチ。あと一時間40分後にカフェを出て精神科に向かう。それまでまったり過ごす。


そういや朝に頭痛かったからデパス飲んだんだっけ。すっかり忘れてた。だから眠いんだね。ひとりランチを終えてお腹は満たされた。心も落ち着いている。食後のレキソタンを飲んで、Soundgardenを聴きながら先生とお話する準備をする。この小さな手帳は僕の脳内記録であり詳細なカルテである。『妄想と記憶』の要点だけをまとめたようなものだ。凝縮されたエッセンス。


『脳内貯金』HPA10万。PHPA5万。イヤホン3万。DVD3万。(デジカメ2万はまだ買うかわからないけど脳内貯金からは外れた)合計約20万。基本的には今あるものを楽しむ。でも本当に必要なときはこの脳内貯金のことを思い出して下さい。


先生眠そうだったな。お昼はちゃんと食べないと壊れちゃう。相変わらずハードな日々を過ごしておられるようだな。遊ぶ約束をした。まだ仮約束かな。予定は未定。僕はまだ他の患者さんのために何かできる自信がない。自分自身のことで精一杯だから。新しい第二の人生に向けて歩き始めなければいけない。余裕なんてないんだ。まあ話すだけならいいけど。でもそれなら先生が診察の中でやればいい。僕は男だからなァ。性欲は皆無だけど…だからこそ女の子でも安心感なのだが。とにかく今は自分のことしか考えられないよ。ごめんなさい。


俺はやるぞ。やってやる。絶対だ。きっとやってみせる。ストイックに生きるんだ。たまに自分へのごほうびをあげる。残された時間はあるようでいて、ない。死ぬまでのタイムリミットは確実に迫っている。死を意識して生きるんだ。


僕は正直者。馬鹿がつくほどのお人好し。でもいいんだ。正直に生きていればいいことがあるさ、きっと、ネ。


くそっ…まあいいや。先生のが無事ならいいや。僕のはどうでもいい。仕方ない。許す。僕がいけなかったんだ。悪いのは僕だ。先生のが無事ならいいよ。


ストレスになるとすぐに痒くなる。楽しい気分になっても痒くなるくせに。つまりどんなときでも結局は痒くなるのだ。悪化要因はそこらじゅうにあるのによくなる理由は何処にもない。あぁ生き地獄。生き地獄。


適当な人間から身を守るためには決して彼に任せず自分でやらなければならない。適当な人間は何も気にしないのだ。損をするのは僕達のような神経質な人間。自分の身は自分で守らなければならない。適当な人間に合わせたら必ず後悔することになる。今回のことはいい勉強になったということで終わりにしようじゃないか。いや、なに、使っていれば気にならなくなるさ。味があるし逆に愛着がわくじゃないか。完璧なまでにきれいなものなんて魅力感じないよ。ちょっと傷があるくらいのほうが可愛らしい。


あー腹が立って仕方がない。自分で選べなければどうしようもない。例えば展示品は見ることができるけど、在庫から持ってきたものは自分は見ることができない。そのまま包装されて家に帰って開けてみたら傷だらけなんてことだってあるかも知れないのだ。返品なんて面倒くさいから泣き寝入りするしかない。神経質で臆病な小心者は、無理矢理自分を納得させるために都合のよい解釈をして諦めるしかない。クレーマーになんてなれないし、なりたくもない。ああ、何というお人好し。自己嫌悪。自己嫌悪。運が悪いのではなく自分が悪いのだ。何もかも醒めてしまった。寝るしかないけど眠る気にもならない。眠ることすらくだらなく思える。いいことしてるはずなのに何でこうも裏目に出るのかなァ。唯一の居場所すら嫌になってくる。外に出るとろくなことにならない。危険がいっぱい。確かに家の中に引きこもっていたほうが安全かも。もうどうでもいい。どうでもいいよ…