妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

時間を無駄にして自己嫌悪。死を意識するんだ。限りあるもの。つまらない。痒みに耐える時間がやって来たよ。いつもの時刻に。几帳面に礼儀正しくやって来た。くだらない。何もかも中途半端な社会不適合者がひとり。何にもできない。先生のことを考えると気持ちが落ち着くんだ。僕はひとりじゃないって安心する。理解者。心の支え。友達。不思議で変わった関係。


しかしこう毎日毎晩痒いと、さすがにやってられんなぁ。どこにも怒りをぶつけるところがないから、どうしようもなくて自分にぶつけるしかない。掻いてしまう自分を罵り蔑む。痒いのは自分のせい。掻くのも自分のせい。すべては僕が悪いのです。でなければこんな罰を受ける理由が見つかりません。僕は何の罪を犯したのでしょうか。罪があるから罰があるのです。前世にまで遡らなければならないのかも知れません。痒みのピークが過ぎるまで待てなくなってきました。特に寝る前のこの時間。もう眠りたいのにまだ痒みが治まらない。痒みが治まらないうちに眠ったら確実に掻いてしまう。意識があるうちは絶対に掻いてしまうことは避けたいのです。痒みに負けた自分を責めることになるから。無意識なときなら、自分がわからないうちに掻いてしまうのはまだ許せます。仕方がないと諦めもつくものです。寝ているあいだに掻いてしまっても、その記憶は朝までに消えていて欲しいと願います。記憶が残っていると起きる気力が失せるから。そろそろ限界です。おやすみなさい。