妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

明日は早起きして仕事をしなければならない。給料をもらっているのだから仕事は義務なのだ。逃げたくても逃れることは許されない。こんなに前日から精神的負担になっていてもやらなければならない。やることをやっていないと責められる。退職を迫られるかも知れない。逆にやることさえやっていれば何も言われない。堂々と休職していられる。毎週の負担も仕事に行っていた頃の負担に比べれば何でもない。お金のため。第二の人生のため。自分のために無理をする。


明日の仕事に備えて夕食後にデパスを飲んだ。もう明日が恐い。すでに心と体が拒否反応。ここまでしてやらなければならないのか、自分では全然わからないよ。


明日は早起きして仕事をしたら街に出かけようか。インドカレーの店でひとりランチをして、ドトールでコーヒーを飲む。いつものカフェはお休みなんだ。一応用事もある。通院日まで待っても別に構わないことだけど。せっかく早起きしたら何かをしなければもったいない。仕事だけのために早く起きるなんてかなしい。ただ仕事をして疲れ果ててしまって、外に出かける気力をなくしてしまう可能性も高い。つまらない考え、だが現実的だ。もう物では満たされないのだから、小さな幸せを探しに行かなければならない。明日が来なければいいのに。眠ったらすぐに朝が来そうで寝たくない。恐いんだ。逃げたい。もう関わりたくない。嫌で嫌でたまらないよ。


先生に誉められたいから無理をして仕事をする。何だか子供みたいだね。もう僕はひとりじゃない。