妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

ひさびさに少しだけ早起きしたら眠くて仕方ない。窓の外から射す陽だまりのせいかも知れない。さて昼飯でも食べるか。中村屋の肉まんとあんまんを蒸し器で蒸かす。コーヒーを飲んで目を覚ます。


僕が悪いとこ全部持っていくからお前だけ幸せになれよ。僕はそれでもいい。そのために生まれたんだよ。きっと。


痒い。夕食前から痒くなり始めて一気に鬱モードに突入。お風呂から上がってからも痒みは続いている。いつもはネットをしている時間。何もやる気しないので部屋で音楽を流しながら痒みにじっと耐える。首から上はつらすぎる。見えないところなら掻いてしまってもそんなに気にならないのだけど…何にも報われない。健康な人達と同じ土俵で勝負して勝ってきたのに、結局働くことができなければ意味がない。中途半端な病気持ちはハンデを背負って自分の力で生きていかなければならない。誰も助けてくれない。死なない病気。生き地獄。


明日は通院日。先生に会いたい。発作のように発狂してから一週間。あれから新たに恐怖感が不安感と混じるようになった。漠然とした恐怖。あえて言うなら社会に対する恐怖かも知れない。社会に適合できない者。眠る気にもならないけど何もする気にならないからどうしようか。とりあえず痒みが落ち着かないと何もできない。部屋の模様替えをして気分転換したい気持ち。すべてを変えてしまいたい。


さすがに眠くなってきたのだけど一時間半耐えても痒みが治まらない。寝たいけどこのまま眠ったら確実に掻きまくってしまう。いよいよ苦しくなってきた。何でこんな目に会わなきゃならないんだろう。何も悪いことしてないのに。最悪眠らなくても別にいいんだけどさ。でも明日は通院日。一週間ぶりの外出は疲れる。やはり睡眠をとっておかないと。だんだん怒りの気持ちが大きくなってきた。理不尽。罰。前世の呪い。発狂寸前。この怒りをどこにぶつけたらいい?どこにもないから自分にぶつける。自己嫌悪。醜形恐怖。視線恐怖。対人恐怖。つまらない。生きていてもつまらない。痒みのピーク説は間違っていたのか。何でこんなに耐えて苦しい思いをしなきゃいけないのだろうか。誰にも答えられないね。自分でも全然わからないよ。