妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

まだ昼間だというのに顔と首が痒くていらいらする。今朝は早起きできなかった。昨日仕事をした疲れが残っていたのかも知れない。無気力で何もできません。椅子に座って音楽を聴き流しています。こうなったらじっとしているしかありません。


まだ夕食前だというのに顔が痒くてたまらない。今晩は確実に生き地獄。ビタミン剤と漢方の健康食品を飲んでストレッチをした。こんなんで痒みが治まるわけではないけれど、何かをしていないと痒みで気が狂いそうなんだ。何で僕だけがこんな目に会わなきゃならないんだ。今日は一日中痒いよ。特に悪いことをした覚えもないんだけど。精神的につらすぎる。テンションはどん底にまで落ちる。死にたい気持ち。泣きたい気持ち。


今まで自分の力で乗り越えてきた。これからも同じ。もうこれ以上アトピーに振り回されたくない。アトピーになんか構っている暇ないんだ。僕には時間がない。終わりのときはそう遠くないから。


首が痒くて痛くて回すと引きちぎれそうな感じがする。何もする気にならない。顔は今は治まっているけど、このままおとなしくしているはずはないだろう。今夜は眠れなくても構わない。さっそくこめかみが痒くなってきたな。おでこもあやしい気配。絶望的につまらない時間。痒みは気力を奪う。僕の心はからっぽになる。人形のように動かなくなる。


ごみ箱の上でおでこからこめかみにかけて思い切り掻いてしまった…ずっと椅子に座ってじっと痒みに耐えていたんだけど、いつのまにかブランケットも放り出してごみ箱のところまで来て気付いたら掻いていた。始めは静かに軽く掻いておしまいにするつもりだったのだけど、だんだん痒みも増してきて掻いている指にも力が入ってきて、結局水が出るくらいにひどく掻いてしまった。痒みも目の周りや眉毛、もみあげから耳の辺りにまで広がり、僕の意識は遠のいて半分眠っているような状態になっていたようだ。それでも目の周りと眉毛は何とか掻かずに済んだ。粉がごみ箱の中に落ちていく様を見つめながら、僕はもう本能のままに指を動かし続けた。ようやく落ち着いた今は痛みとまだ少し残った痒みと圧倒的な絶望感。ヒリヒリと痛むのは患部よりも僕の心。もう本当に泣きそうだよ。僕の体の中で何が起きているんだろう。明らかに体内の問題だ。外から何をしたって無意味。まだ痒いから寝るのがこわい。精神的に疲れてしまってすぐにでも眠りたいのだが…思った通りの生き地獄。痒くなったら終わり。やりたいことやって早く死にたい。