妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

漫画を見て泣けるのに何で自分のことはどんなに泣きたくても泣けないんだろう。


もう何もかも嫌だ。何もやる気しない。今はまだそのときではないから動けなくても構わない。何もできなくても仕方ない。病気だから仕方ないよ。できることだけ。やるべきことだけ。それでいい。もう疲れた。ちゃんと休みたい。休んだらちゃんと生きたい。病気に負けたくない。


助けて下さい。寝るときでなくお風呂上がりなら掻かないだろうと思って、首にロコイドを塗ったらたちまち痒みに耐えきれずに掻いてしまいました。無意識ならともかく、はっきりと意識がある状態で耐えきれないほどの痒みです。指の爪のあいだに血で赤くなった皮膚が挟まっていた。赤い消しゴムのカスみたいなものがボロボロと首からわいてきて止まらない。やはり首にステロイドは禁止です。掻かなければきれいになるのに。もうどうしようもない。首を掻いたことで大量にヒスタミンが分泌されたのか、いつものおでこからこめかみにかけて猛烈な痒みが襲ってきました。皮がめくれています。とりあえず落ち着けようと努める。身体中が熱いような気がする。落ち着いて熱を冷ます。もうみんな諦めてしまえばいい。今夜は寝るのを諦めよう。諦めたら楽になるよ。僕は楽になりたい。今まで苦しみ続けてきたからそろそろ楽になりたいのです。もう疲れました。楽にして下さい。


まったく俺は何をやっているんだ。結局おでこからこめかみにかけて掻いてしまった。おでこから血が出た。そのあとロコイドを少しつけた。自分でも何をしているのかわからない。どうせつけるなら掻く前だろうに。それに顔にはステロイドが効かないことは知っているはず。混乱している。首にステロイドをつけると逆に痒くなることも知っているはずなのに。馬鹿だ。本当に。どうしようもないからやってしまったのだろうか。それでも効くかも知れないとわずかな可能性に賭けたのか。もう午前1時20分になった。3時間半ずっと痒いのを我慢して結局掻いてしまうことを繰り返した。何て無駄な時間なのだろう。
以前は寝ているあいだに掻いても気が付かなかったり、知っていても朝まで起きずにいたようです。だから今とそんなに変わらないんじゃないかと思う。つまり悪化しているというより痒みに敏感になった。掻いてしまうことをより怖れるようになった。掻いてしまったら掃除をしないと気が済まなくなった。痒くなる時間と痒みの強さが変わったのかも。だから悪化はしている。だけど痒くて眠れないのは自分自身の変化にも原因があるのではないか。変えなければならないものではないし変えられるものでもないと思うけど、痒くて眠れないほどに悪化したという言い方は少し違うのではないかという気がしている。だからといってこの状況がよくなるわけではない。ただ自分の変化に気付いたというだけ。特に意味はないよ。


午前5時になります。起きたのは3時半頃でしょうか。頭が痛くて掃除に時間がかかりました。デパスを飲みました。頭痛にはよく効くので。2時前に寝たときにはもう痒みは感じなくなっていたのに。まず手を掻いて首を掻いて頭を掻いてしばらくしてから起きました。惨状は思ったよりひどくなかった。だけど手を掻いたときに豪快にシーツを赤い血で汚していました。
皮膚科に行こうと決心しました。もう自分だけでは限界だと悟ったのです。皮膚科に期待はしません。ただ相談に乗ってもらうという感じ。もしかしたら感染症とか他の病気になっている可能性もあるし。ただステロイドを出すだけなんてことはないであろう病院に行こうと思います。今の状況がほんの少しでもよくなればいい。痒みが少しでも和らげばいい。痒くなる日が毎晩でなく二日に一度になればいい。そんなに多くは求めません。基本的に皮膚科医というか医者というものを信用していないので。医師不信なんです。先生は例外中の例外であって、ある意味医者だと思っていないくらいだから。よい意味でね。変わった精神科医だから僕は先生を信用することができる。とにかく自分の経験と考えに皮膚科医の知識と経験を補って、この生き地獄からどうにかして抜け出せるといいなと思っています。まあ僕にとってよい医者であることを祈ります。