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通院日なので街まで出かけます。外の空気はひんやりしているけど晴れているので陽の光に当たると暖かい。手のひび割れがひどくて痛い。憂鬱デス。はぁ…まあ先生に会えるからいいか。久しぶりに『遊びたい』と言葉にしてみようかな。

いつものカフェに来ました。意外と混んでいる。またチキンサンドを注文しました。あとカフェラテとチョコの入ったクロワッサン。まったりとひとりランチを楽しみます。眠すぎて電車のなかで爆睡していました。心も体も疲れているのです。今日は先生に癒してもらう。それでまた明日から生きていける。

ごちそうさまでした。なんかパンが昔よりおいしくなくなったな…作ってから一日経ったような感じ。チキンサンドもこの前初めて注文したときのような新鮮さもおいしさもなかった。ラテはいつも通り好きな味のままなんだけど。ひとりで食べるせいか。あまり食欲がないせいか。だけどインドカレー屋はもう行く気がしないし。アトピーに悪そうだと思うと食べたくない。食後にレキソタン。テンションが上がらない。ちょっと外に出て気分転換しようか。

気分転換する暇がなかったのでそのまま精神科に来ました。ここも混んでるな…さらにテンションが下がる。何もかもどうでもよくなってきたよ。もういいんだ。疲れた。疲れた。疲れた。

気持ちは上がれば下がる。だけどそんなに上がってないのに下がるのは何故だろう。つまり上がった分だけ下がるのなら納得できる。でも実際は上がった分の何倍も下がってしまうのです。あるいはそのように感じるだけなのかも知れません。しかし自分が感じることがすべて。すべては自分の頭のなかで起きていることなのだから。自分は正しい。それを先生に確認してもらうのです。

あぁ頭が痛くなってきた。疲れているのに長居してしまっている。本当は疲れて何もかも嫌になっているというのに。しかし復帰するとなるとそれなりに『準備』というものが必要なのです。一人暮らしをする準備。そして最も重要なのが心の準備。死にたいけど死ねないから生きていくしかない。生きていくには仕事をしなければならない。現実的には今の仕事に復帰するしか道はないのです。正直復帰できるとは思っていない。まずはアトピーの調子がよくならないと無理です。だけど無理だとしても無理をしなければならない。でないと生きていけないのだから。何のためにそこまでしなければならないのか分かりません。ただ死にたくても死ねないからという理由しかないのです。

結局は無理をしなければならないのです。自分へのごほうびをあげましょう。先生と遊べたら一番のごほうびなのに。先生みたいになりたい。先生みたいなひとなんてほかにいないよ。誰も先生の代わりになんかなれない。僕はどうして生きていけばよいのですか。前向きな開き直り。死を意識して生きる。一日一日を積み重ねて気付いたら死んでいる。大変だよね。生きることは。本当に本当に大変だよ。病気持ちならなおさら。病気を抱えて生きていく。病気の苦痛と仕事の苦痛に耐え続けるのです。意味なんてありません。そうするしかないからそうするだけなのです。醒めた気持ちで何も考えずに何も感じずにただ生きる。病気だから仕方ない。

頭が痛い。通学ラッシュにかかってしまった。疲れているのに。追い詰められている。特攻隊の気持ちで復帰するしかないのだ。あの時と同じ。万全の状態で復帰するなんてことは許されない。それでもまだ時間はある。少ないけれど確かに残されている。それまでに少しでもよい状態にしておきたい。なるべく、できるだけ、それなりに。薬に頼る。先生にも頼る。自分に期待する。僕はひとりじゃない。先生も苦しんでいるから僕も苦しむのです。先生もがんばっているから僕もがんばるのです。先生も生きているから僕も生きていくのです。

顔と首が痒い。手のひび割れが痛い。疲れてすぐにでも眠りたいのに眠れない。泣きたい。でも泣けない。涙が出ない。こんな状態では復帰なんて不可能だ。自殺行為に等しい。それなら本当に自殺したほうがいいか。まだ復帰できる状態でないのに復帰のことを考えてしまって憂鬱な気持ちになった。自分で自分を追い込みすぎた。もうどうしたらよいのか分からない。自暴自棄になってしまいそうです。誰もこの苦しみを理解できない。先生だってそうだよ。先生自身がそう言っていたもの。正直に言ってくれたんだ。分かったようなことを言われるのが一番腹が立つ。病気になった者にしか分からない苦しみ。本当は苦しまなくていいはずの苦しみ。僕は何もいらない。ただ健康が欲しいだけなんだ。

まあとりあえず落ち着こうか。現在午前2時34分。顔と頭を掻いて起きました。残骸の片付けをしてこの時刻。もうね、限界なんてものはとっくに超えているのだけど、本当にいい加減にしろよこの野郎！もう発狂寸前なんかじゃない。あああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！心のなかで発狂しました。許されるのならば大声で叫びわめき散らしたい。この苦しみの先には何があるの？それは死のみ。そうだろ？苦しみに意味などない。
もう無理して復帰するのやめようかな。これだけ苦しんで苦しんで苦しみ抜いているのだから、やりたいことだけやったらさっさと死にたいよ。先生と会えなくなるのは残念だけど診察でしかお話できないし、毎日の苦痛とのバランスが取れないのだから仕方ない。圧倒的に苦しみのほうが大きいのです。どうやって死のうか。やっぱり首吊りかな。苦しいのかな。死ぬときくらい気持ちよくいさせて欲しいよね。最期の瞬間は笑っていたいよ。あれ？急に涙が込み上げてきた。久しぶりに泣いているよ。まだ泣くことができたんだね。よかった…