妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

早起きして仕事をした。せっかく早く起きたので街まで出かけます。くだらないことだけのために早起きしたのではもったいない。早起きして仕事をすることは義務というよりも、もはや強迫観念と化していることに気付きました。強迫観念だから無理をすることができるなんて最悪です。自分の意志とは関係なく、強迫観念という病的なものによって操られているのですから。自分で脳内を制御することが難しいのは、このような病的なものが邪魔をしているせいでしょうか。自分とは別の物に操作されて、自分の意志に反して無理に動かされることによるダメージは計り知れない。強制労働と変わらない。僕の脳内に棲む悪魔が僕の体を操る。疲れました。自分に嘘をつくことに耐えられない。


やはりマフラー欲しいかな。首の皮だらけになるだろうけど。100%ウールなら大丈夫かな。アトピーが悪化していた大学のときでもマフラーしてたし。となるとニットのカーディガンも欲しくなる。脳内貯金を服に回そうか。だけど欲しいものはネットでしか買えないので、実物が見れないのがネックなんだよな。やはりネットで服を買うのはリスクが高い。また脳内貯金か。というか同じものを何度も脳内貯金しているような気もする。病的ですね。
いつものカフェに来てます。外はどんよりした曇り空で寒い。カフェラテとクロワッサンとくるみとピスタチオの入ったパンでひとりブランチ。疲れています。気持ちは上がらない。だけど先生も今日は診察日だから同じ街にいる。そう思うと少し気持ちが楽になる。街に出るのもリハビリのようなもので、ただの遊びでは決してないのです。先生も仕事をしている。僕も朝仕事をしたし今もリハビリというある意味仕事をしている。脳内で同じ時間を共有してるつもりになるのは無理があるか。やはり現実の世界で同じ空間を共有したいな。先生に関してはどうしても貪欲になってしまう。ほかの欲をすべてなくしたとしても、先生に対する欲は最期まで残るに違いない。


カフェを出るつもりだったのだが、冬限定のチョコレートケーキを発見してしまったのでもう少しまったり過ごします。カフェラテもおかわりしました。このケーキが出るまではほかのケーキは食べないと決めていたのです。ラテと合いますね。相性抜群です。食事制限は厳格過ぎずに、こうした『楽しみ』を作っておくとストレスにならずに続けやすいかも知れません。先生はまったくお菓子の類いは口にしない主義みたいです。ダイエットのためらしい。先生の好きなお酒のほうが太りやすいんじゃないかと思うけど言えません…


今日は別店舗にも寄らず早めに帰ります。服屋に行ったけどろくなものがなかった。マフラーはともかくニットのカーディガンは欲しいよね。服屋に置いてあったニットはことごとく中国製だった。昔はこんなに多くなかったはずだけどな。服に限らず電化製品もメイドインチャイナばかりだ。気にしていたら何も買えないほど。まあ慣れれば気にならないのかも知れないけどね。今の中国に対する不信感はどうしても拭えない。大昔の中国は好きなんだけどな。細かいことを気にしても疲れるだけか。神経質なのは生まれつき。だけど少しだけ緩和することはできる。少し変わるだけでもだいぶ違うと思う。できるだけ気持ちを楽にして生きられたらいいよね。


とりあえず今あるものを楽しもう。順番が逆だ。でないと今あるものも新しいものも両方とも中途半端になってしまう。つまらないけど脳内貯金です。物を買うことで一時的に偽りの快楽を得たとしても心が満たされることはないのです。


休んでいる今は気力がない。仕事をしているときは時間がない。たぶん気力もない。気力も時間もある時期なんて限られている。