妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

通院日なので街に出かけます。外はいい天気。まだ空気は冷たい。椅子を買おうか迷っている。気分次第かな。何か新しいことを始めるきっかけになるような気がしています。脳内貯金をたまには使おうか。衝動がないとものを買うこともためらってしまう。衝動買いでなく、ある程度の物欲衝動が必要なんです。


いつものカフェに来てます。まったり過ごします。クロワッサンがすでになくなっていてショック大。フォカッチャとジャガイモの入ったパンとブリオッシュとラテでひとりランチ。ストイックに甘いものと肉類は避けます。避けているうちに口にするのが怖くなってしまいました。だから制限をしてもストレスにはならないと思う。食べたいのに食べられないからストレスになるのです。先生のことを考えよう。気持ちが落ち着く。


暑い…カフェ→銀行→カフェ。まだ先生との約束の時間まで少しある。ラテを飲みます。歩いたら店内が暑く感じる。何だかおかしなテンションです。先生に会えるからなのか。店員さんと言葉を交わしたせいなのか。変に気持ちが高ぶっている。落ち着こう。ここは僕の居場所。安全だから安心感。しかし少し動悸がする。悪い動悸とよい動悸がある。不安か恐怖か興奮か高揚か。歩いたのは久しぶりだから、単に疲れて息が切れたのかも知れない。もうすぐ会える。


新患と重なってしまったかな。長い待ち時間になりそうだ。先生とお話するためならいくらでも待つよ。僕には時間だけはあるのです。カフェでレキソタンを2錠飲んだせいか眠いな…それともラテを2杯飲んだせいかな。一時間待ち決定だね。今日は花粉が多いらしい。すでに鼻炎に症状が認められる。アトピーが悪化しないことを祈るばかりです。ようやく気持ちが落ち着いてきたみたい。楽しもう。唯一の楽しい時間。


カフェ→銀行→カフェ→精神科→ドトール。先生のことを思いながらアメリカンを飲む。『依頼』をもらった!すごくうれしいです。僕にできる限りのことをして、きっと先生の役に立ちたいと思う。この依頼は不思議な縁でもあるのです。仙縁ってやつでしょうか。それから帰りにお世話になったひとに挨拶をすることができた。偶然タイミングが合ったのです。うれしい言葉をもらってしまいました。気持ちよくお別れすることができてよかった。今回は一時間待ったかいがあり過ぎるほどありました。僕は患者であり患者でない。特別な変わった患者なんです。
気持ちが上がっている。これで病気でなければ何でもできる。自信がみなぎる。僕はエリート。誰にも負けない。絶対に負けたくない。僕はまだまだやれる。自分を諦めずに最期まで期待し続ける。僕は生きている。今確かにそれを実感しています。僕にしかできない僕だからできることをして生きていきたい。ストイックに考え行動する。僕は道士。修行あるのみです。苦痛でなく修行なんです。このまま終わる訳にはいかない。きっと復活してみせる。


今回の依頼は難しい。だけどこれに没頭することで現実から逃れることができる。さらに先生の役に立って喜んでもらえたら言うことない。僕は先生のためなら何でもする。あぁ楽しみだ。先生からの依頼をすることが楽しみで仕方ない。街に出なくても部屋にいて気持ちの上がるきっかけがあるのです。先生から信頼されたい。僕にとって唯一の理解者であり心の支えだから。


依頼が難しくて早くもくじけそう…専門書にほとんど載ってないんだ。先生の役に立ちたいのに。僕にできるだけのことしかできない。それは先生も知っている。ネットや手持ちでない本まで手を伸ばさないと、自分が納得できるようなものを作れそうにない。僕は完璧主義者。先生のために全力を尽くす。先生の依頼に応えたいのです。