妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

憂鬱な気分だったけれど部屋の掃除をした。遅く起きると一日はあっという間に過ぎる。無駄にしてしまったと感じる。病気持ちのプライドを想起せよ。明日は外に出たいのだが行く所がない。通院日は雨か…仕方ない。


顔が痒い…このまま時間通りに寝るべきか、痒みが落ち着くまで起きているべきか。寝て掻いて起きるのは絶対に避けたい。そうなるなら朝まで起きているほうがまし。だけど眠くなれば寝るしかない。不便な体。痒みは気力を奪う。今は刺激より癒し。刺激的な悪趣味を楽しむ余裕はない。新しいものはいらない。保守的な楽しみ方にならざるを得ない。できるだけ今あるものを楽しむ。リスクを最小限に。ローリスク、ローリターンでいい。あらゆる欲望が満たされることのない身の上。欲を失うのも当然のこと。諦めと妥協を繰り返して生きてきた。あと何度繰り返せばよいのか。こんなときにゲームでもして気を紛らせたらいいのかも知れない。痒みのピーク説が打ち砕かれて、痒くなったらおしまいということになった。やはり駄目だろうか。おしまいなのか。理不尽だなまったく。劣悪な遺伝子は排除されるべき…か。ある意味では正しいかもね。


現在午前2時18分。こめかみからおでこにかけて化粧水をつけて、ゲームをして気を紛らせてようやく痒みが治まった気がしたのでベッドに入った。だけどすぐに顔を掻いて起きました。水のようなものが出た。血も出て指を赤く汚した。寝る前から痒かったこめかみからおでこにかけてと眉毛の辺りを掻いた。頭は無事だったのが不幸中の幸いか。被害はたいしたことはない。痒くなって化粧水をつけても無意味だと感じた。逆に刺激になる可能性のほうが大きい。おそらく何もつけなくても掻いたと思うけど。やはり痒くなったらおしまいらしい。痒くなったら被害を最小にすることを考える。掻いてしまうことは諦めるしかない。実際痒みは落ち着いたのにな。うまくいかない。まだ調子がよくなる日は遠い。やれることしかできないのだから、やれることをやるしかない。苦しいけれどまだ時間はある。病気持ちでも生きる道はあるはずだ。そこに向かって行けばよい。