妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

通院日なので街に出てきました。朝6時半に自然に目が覚めて、7時50分に目覚ましで起きた。ドトールに来てます。ホットのカフェラテで一息。銀行と郵便局に行ってきた。外は暑いので歩くだけで疲れる。今日からシャツのインナーに着るTシャツを半袖にした。これだけでずいぶん違う。最近は天気が不安定なので雨の日用のスニーカーを履いてきた。余計な心配は少ないほうがいい。そろそろ梅雨に入るのだろうか。雨は嫌いだ。朝頭が痛かったのでデパスを4錠飲んだ。気持ちは落ちている。先生とのお話を楽しみたいと思う。診察の時間まで何を話そうか考えていよう。


眠れる日が続いている。最高記録を更新した。これで11日連続。だけど寝ている間に掻いた形跡は相変わらず。掻いた記憶はないのだが。今朝は久しぶりに頭を掻いた形跡は少なかった。顔は少し掻いたようだ。昨晩のことを考えれば、その程度で済んだことを評価すべきなのだろう。しかし苦痛が存在する限り前向きに考えることはできない。
ましになればよいと思っていた。でもやはりましでは足りない。調子がよいと実感したい。そうなれば気持ちも上がるだろう。少しずつよくなっていくと信じるしかない。まだ新しい試みをしてから10日ほどしか経っていない。効果は確かに実感している。焦る必要はないし焦っても仕方ない。とりあえずは順調なのだから心配することはない。生き地獄から解放されつつある。それだけでもかなり楽になっているはずなのだが…気持ちは上がらない。先が見えないからだろうか。結局は無理をしなければならないと知ってしまったからか。そう思い込んでいるだけなのかも知れない。それなら他の選択肢を教えて欲しい。無理せずに生きていける方法を知りたい。


いつものカフェに来ました。クロワッサンと小さなピザとラテでひとりランチ。ピザが珍しいので注文してしまった。食べたいなと思ったから食べる。それだけのこと。いつも食べていたパンに飽きてきたんだ。だから気分を変えて、テイクアウトのパンもいつもと違うものにした。クロワッサンとラテだけは飽きない。サクサクとフワフワ。昔おすすめを教えてもらって、今もずっとお気に入りのまま。何だか急に気持ちが上がってきた。店員さんと言葉を交わしたせいか。やっぱりここは自分の居場所なのかな。気持ちは落ち着いている。食後のレキソタンも1錠で大丈夫。デパスもいらない。まあすでにデパスは朝4錠も飲んだからね。お昼になっても効果は持続しているだろう。
気持ちが楽になってきた。僕はエリートだなんて、そこまでは思えないけど。少しだけ自信が戻ってきた感じ。これで先生とのお話を楽しむことができそうだ。何を話そうかまだ考えがまとまっていない。自信を取り戻せば、また先生とお揃いになりたいと思えるようになる。先生と僕は違うなんて感じなくなる。先生も僕も弱い。だけど先生はがんばっている。弱い先生ががんばっているのだから、弱い僕もお揃いでがんばりたいと思う。先生は遠い存在ではない。僕の唯一の理解者であり心の支え。僕のなかにいつもいる。すべてはバランスがたいせつ。現実的になり過ぎてもいけない。悲観的になり過ぎてもいけない。僕の場合は少しくらい非現実的で楽観的な考えが過ぎるくらいでちょうどいい。どうせ死ぬんだ。今を楽しんで生きようじゃないか。


疲れた…けれど先生はやっぱり先生だった。お疲れの様子。先生は弱いけれどがんばっている。だから結果的には強いのだと思う。僕も弱い。弱いのはがんばらない理由にはならない。先生は弱いのにがんばっているのだから。先生も無理をしているってことか。それなら僕も無理をしようと思う。弱いなりに無理をすればどうにかなるということか。弱いから無理をしてでもどうにかしなければならないということか。少しエヴァの話で盛り上がった。本当は診察でないときにしたい話題。楽しみは遠い。
先生は遠い存在ではない。親近感。今日はこれを強く確認できた。先生とお揃いで無理をする。先生も死にたいという気持ちを持っている。でも患者さんが自分を必要としてくれるから救われている。そんなことを言っていた。僕も同じだ。先生が僕を必要としているのかはわからない。僕が先生を必要としていることは確かだ。僕が先生を必要としている患者なのであれば、先生はそんな患者である僕の存在に救われていることになる。先生を必要としているひとは僕だけではない。だけど僕はほかのひとのことを知らない。自分のことしかわからない。だから僕と先生はお互いの存在を確認して救われていると考える。先生は僕の正直さに救われるとも言っていた。先生の前では僕がどこまでも僕のままでいられる。僕の居場所。生きていくことは苦しい。だけど楽しいこともあるはずだ。だから生きていける。苦しいことしかないのなら生きていけない。楽しいことが見つからない。