妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

遅く起きた朝。気持ちは最低、最悪、最底。落ちるとこまで落ちている。今日は街に出かけるつもりでいた。生き地獄になるなんて思いもしなかった。原因がわからない。漢方を飲み始めて二週間眠れた理由。せっけんを変えて記録が途切れた理由。せっけんを元に戻したのに生き地獄になった理由。わからない。これらの理由がわからなければ病気をコントロールすることができない。毎晩生き地獄になることに怯え続けなければならない。もう疲れた。本当に本当に疲れてしまった。病気に振り回されたくないのに、結局振り回されるしかない。もがけばもがくほど泥沼にはまっていくようだ。しかし苦しみから逃れようとしてもがくことは避けられない。もがくことができなくなれば、死ぬことで苦しみから逃れるしかない。死にたくても死ねないから、もがき苦しみながら生きている。もがいても苦しみから逃れることはできない。けれど苦しみから逃れようとすればもがくことになる。食欲を失った。何もいらない。ただ健康な体が欲しいだけ。


現在午前3時53分。頭を掻いて起きた。二日連続はいつの日以来だろうか。精神的にかなりきつい。記憶にはないけれど顔を掻いた形跡があった。そこから頭の痒みが誘発されたのか。顔にヒルドイドを使ったのがまずかったのかも知れない。しばらく使わないで様子を見てみようか。惨状はましなほうだった。だけどそんなことは僕の心を明るくしない。ましなハードルも下がる一方だろう。生き地獄なのは変わらない。参ったな…ぬか喜びしただけか。漢方が効いているのか怪しくなってきた。絶望的な気持ち。望みが絶たれたんだ。もうおしまいなんだ。終わりにしたい。これ以上苦しみたくない。いつまで苦しめばいいんだ。もう生きていけない。僕は病気に殺される。死なない病気に殺される。