妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

眠い…ひどく疲れている。寝ている時間に雪が降ったようだ。朝は晴れていたのに、徐々に雲行きが怪しくなってきている。やはり天気は悪いらしい。雪が降ろうと槍が降ろうと、僕は先生に会いに行く。


すべては自分の脳内で起きている。いつものカフェに来てます。二階席が空いてなくて、慣れないカウンター席に座った。ちょっと居心地が悪い時間帯があったけれど、ピンクのレキソタンデパスでどうにか乗り切った。先生からもらったたいせつなお守り。今日の先生とのお話はすごく満たされた。後半というか2/3は先生の苦しみを受け止めた。先生が僕に話してくれる。前回はなかったこと。先生が僕を信頼してくれる。信じて頼ってくれる。僕に話して気持ちが楽になったと言ってくれた。うれしかった。僕はいつも先生に頼っている。先生の存在自体を支えにしている。だから僕は先生の役に立ちたいと思う。少しでも先生の力になれたら、僕という存在が価値のあるものになる。
先生も苦しんでいる。それを知っているのと知らないのとではまったく違う。先生という存在がどのようなものなのか。自分のなかにある先生。僕にとっての先生は唯一の理解者であり心の支え。先生は僕の味方であり仲間でもある。先生と僕がお話ししてお互いに癒されるのが理想なんだ。死ぬほど眠たい。小さな楽しみを自分の脳内でできるだけ大きくする。僕には先生がいる。僕はひとりじゃない。


顔がひきつる。口角がひきつって痺れて震える。学生の頃からあった症状。疲れた。でも先生とお話しして、いつものカフェの店員さんたちと言葉を交わして癒された。これは苦しみのための楽しみ。次の楽しみに向かってまた苦しむ。それは楽しみのための苦しみ。


患者は医者を選べるけれど、医者は患者を選べない。