妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

食欲がない。サービスエリアのドトールでカフェラテだけ買って、高速バスの中で飲んだ。時間に余裕がなかったせいもある。だけどもうツナチェダーチーズはいらないと思う。いつものカフェでひとりランチをより楽しむために空腹でいたい。


いつものカフェに来てます。意外と混んでる。そういやまだ何も食べてないんだった。疲れた…店員さんと言葉を交わして癒される。ここは僕の居場所。いつものひとりランチ。他人の声が耳に障るけど気にしない。僕は病気持ち。僕は苦しんでいる。無駄じゃない。いつかきっと報われる。どうなったら報われたと言えるのだろう。分からない。ひどく疲れている。考える気力がない。今は休もう。健康が欲しい。僕は本当は強くない。強くないけど強くならざるを得ない。本当は早く死んで楽になりたい。すべての苦しみから解放されたい。先生に対する気持ちの整理をしようか。僕には先生の存在が必要なんだ。必要だから気持ちの整理をする。感情を『言葉』に変えて自分を客観視する。心のなかにあるものを言葉にすると、少し距離を置いて冷静に分析することができる気がしている。


観光客が多くて鬱陶しいな…他人はみんな邪魔なだけ。ひとりの人ならまだいい。連れがいる人達ばかり。嫉妬?健康だから。健康だから恋人がいたり、家庭を持てたりするんだ。僕は病気持ちだから仕方ない。僕だって健康さえあれば何だってできるよ。楽しいこともたくさんあるだろう。それはきっと健康な人には当たり前のこと。考えが浅い。馬鹿ばかり。だけどそのほうが楽に生きられる。社会というレールに乗っているだけでいいのだから。僕みたいにレールから外れた人間にとって、生きることは苦しみ以外の何物でもない。普通であることがいかに恵まれているか、普通の人達には決して分からない。考えようとしない。怠惰で愚かな人間がこの世界に適合できる。僕らは社会不適合者。それでも構わない。もう何もかもどうでもいい。どうせいつか死ぬんだ。疲れたな。そろそろ終わりにしたい。


痒い…死にたい…


休みの日なのにストイックに過ごしたら、かなり長い睡眠時間を確保できた。明日いつものカフェに行くかどうかは気分次第。天気次第。31日と1日はお休みなので、お昼のためのパンを買っておきたい気持ちがある。顔の痒みはましにはなったけど、このまま寝たら確実に掻いてしまうだろう。しかし僕は眠いから寝る。掻いてしまっても仕方ない。どうせ死ぬのだからどうでもいいと前向きに諦めることにする。いつものカフェの店員さんたちと言葉を交わして本当に癒された。やはり僕の居場所なんだと再確認できた。こういう小さな幸せを自分のなかで大きくできたらいいなと思っている。先生のことを考えながら眠りに就きたい。おやすみなさい。


顔にザーネを付けたらすぐにごみ箱の上で掻いてしまった。こういうときは、何もしないでほっとくしかないのか。水が出た。血も出た。痒みが痛みに変わった。せめて寝ている間に少しでも掻かないことを祈ります。