妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

とりあえずやってみて、駄目なら引き返せばよい。そう思えたら一歩を踏み出すことができるのかも知れない。そんな風に考えられないから病気なんだろうけど。


コンビニは禁止だな。アパートにひとりだと歯止めが効かない。職場の売店なら必要最小限に留めることができる。甘いものは少しだけ。仕事をしているから脳が欲しがる。バランス。アンバランス。バランス。


やはり辛いものは駄目みたい。刺激物は血行を促進するからだろうか。唐辛子はよいとも聞くけど。結局は人によるということだな。弁当屋ではライスしか頼まないことにした。本当はカレーとか好きだったのに。ナンのおいしいインドカレー屋に通っていた時期もあった。アトピーに悪そうなものはできるだけ避ける。あまり制限し過ぎると食べるものがなくなる。ベジタリアンになるしかない。みんなアトピーに悪そうなものばかり。悪そうでも実際悪さをしなければ平気なんだ。明後日は先生に会える。漢方とステロイドを処方してもらうつもり。食事制限よりも薬に頼るほうが現実的な気がしている。明日はもう1/1。無理をせずに済んだので、まったり自分のペースで過ごしたい。適当に忙しそうなふりをして、今できることをできるとこまでやるだけ。処世術を使ってどうにか生き延びる。僕はよくやっている。先生に誉められたい。


痒い…ムヒでしのげるだろうか。やはり夕食がいけなかったのかな。そんなにすぐに症状が出るはずはないのだが。食物アレルギーじゃあるまいし。今週も明日で終わりだから眠れなくてもいいか。こんなんで明日無理することなんて不可能だった。誰にも知られることなく苦しんでいる。やってられない。死にたくなる。


現在午前2時48分。頭を掻いたのは知っていた。だけど気力がなくてしばらくの間そのまま寝ていた。どうにか起き上がって掃除をしたところです。被害は思うよりひどくない。枕に付いたのは血より水の跡のほうが多い。こうなるとやはり偶然だとしても、食べたものが悪かったのだと思わずにはいられない。食べなくても生き地獄だったかも知れません。だけど食べて生き地獄になったという事実があれば、もうそれは二度と食べてはいけないのだと考えてしまう。それは仕方のないことでしょう。痒くなったらおしまい。ムヒでしのげるなんて楽観が過ぎたのです。死にたい気持ちが膨らんでいく。あと2時間半で起きて仕事に行かなければならない。何のために?死にたいのに何故苦しいほうを選ぶ?楽になりたい。すべてを終わりにして、苦痛から解放されたい。死は永遠の救済。死ねないから生きている。死ねないのは本当は死にたくないから。死にたくないから生きている。死にたいけど本当は死にたくない。