妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

寝不足…こうなりゃ自棄だ。僕はエリート。何でもできる。どうせ死ぬんだ。明日の楽しみのために無理をする。


孤独だな。誰も相手にしてくれない。だけど明日は先生に会える。天気が心配でも何とかなりそうな気がしている。今夜は先生とのお話をできるだけ楽しむために準備をする。話したいことはある。考えて思い付いたことはちゃんと残してある。先生の頼りなさはいつの間にかなくなっていた。危うげな感じはもう見つからない。本当はもっと弱さを見せて欲しい。それで僕は先生のことを守ってあげたくなるから。明日は楽しみたい。ふたつの僕の居場所で僕らしくいたい。このために生きている。僕の生きる理由はここにあった。


甘いものはひとつだけ。仕事をして疲れているから、脳が甘いものを欲しがるのは仕方のないこと。自分にとって何が悪いのか、何を避ければよいのか。それが分かったら苦労はしないのだが、なるべく答えを見つける努力はするつもり。答えが見つからなくてもヒントは見つかるかも知れない。どんなに小さなヒントでも構わない。それを糸口にどうにかして苦痛から逃れたい。生きたままで苦しみから解放されたい。死んでから救済されても意味がない。死んだらおしまい。何もかもが無になる。僕はまだ楽しみたい。やり残したことがたくさんあるから。僕はまだ死にたくない。僕はまだ死んでない。