妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

まだ夕方だというのにおでこと首が痒くて氷で冷やしている。外は朝からずっと雨が降り続いている。まだ次の道に向かって歩き出す気力はない。昨日の仕事で予想外に疲れてしまったためか今朝は見事に寝過ごした。早寝早起き。時間を意識して過ごさないと一日なんてあっという間に過ぎてしまう。これから死ぬまで無駄な時間なんて少しだってありゃしないのに。


やっぱりステが効く部位はあまり神経質にならずに使って一時的にでも楽になったほうがいいのかもしれない。千奈美に首から上はステを塗ってももはや効果はない。最も気になるところが最も治ってほしいところが何も施しようがない。氷で冷やしてあとはほっとくだけ。ほっとくだけ。


おでこの痒みが夜になって再発している。氷で冷やしても冷やしても治まらない。粉がポロポロ落ちる。涙もポロポロ落ちそうな気持ちなのに涙が出ない。薬を飲んでいるから感情が麻痺しているんだ。泣きたいのに泣けない。自分へのごほうびにCDをまとめ買いした。もちろん何度も試聴して厳選した。紙ジャケの限定盤はいつ買えなくなるかわからないから欲しいときに買えるうちに手に入れないと確実に後悔する。脳内貯金も底をつきそうだけどアトピーの調子が最悪なので少しくらい贅沢したって許されると思うんだ。苦痛とごほうびのバランスが崩れると生きていくことさえ耐えられなくなってしまうから。