妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

ふとんに入るからかゆくなるのではない。ふとんに入って眠りに落ちていくあの無防備な瞬間に本能のままにかき壊してしまうのだ。つまり起きているときも常にかゆみはあるのだ。でも理性でかゆみに耐えているからかかずにいるだけ。ほら眠りから目覚めた今だってかゆいではないか。いつもかゆみに耐えている。あまりに長いあいだそうしてきたから無意識になってしまったのだ。


外から何をしようと関係ない。体の中で起こっているのだから。神経過敏のせいであらゆる刺激に過剰反応を起こす。ストレスも原因になるのであれば脳だって無関係ではないということになるだろうか。むきだされた神経繊維。むきだしの。さらされた。無防備な。


眠すぎる…すぐにでもベッドに寝転んでふとんに潜り込みたい。深く深く。眠りたい。


さて今晩はひさしぶりに早寝しようか。一日中眠くてたまらなかったんだ。眠いから寝る。自然のままに生きる。ももクロのCDを買おうか迷っていたんだけどアイドルの旬はあまりに短いと知っているので楽しめるうちに楽しんだほうがよいという結論に達した。おやすみしおりん。


ふとんに入って10分足らずで頭をかきむしってしまいましたよ。眠いからすぐに眠気が襲ってきた。と同時にかゆみに耐えられなくなって欲望のままに快楽にまかせて頭をかきむしってしまったのです。もうさすがに疲れたな。毎晩これじゃあそろそろ発狂しますよ?かいてしまうのは本能だから仕方のないこと。だからもう自分を責めたりしない。でもかいたら痛いんだよ。血が出るんだよ。眠いのに起きて電気を点けて枕元に撒き散らした粉と髪の毛を掃除しなきゃならないんだよ。自分のせいじゃなくても嫌になるよ。何でこんな苦しみに耐えなければならない?何も悪いことしてないのに。何もかもどうでもよくなる。気力も失せる。先生と一緒に死ねるならそれもいいかも。さようなら。