妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

暑すぎる…できるだけ何もつけずに自然のままにしておくのが一番いいと感じた。自然治癒力


通院日なので街に出かけます。駅まで歩くだけで意識がもうろうとする。出かける日に限ってアレルギーで鼻水が止まらない。暑いなんてレベルじゃない。暑いというより熱いといったほうが正しい。風があるけど熱風だった。先生と会うから出かけるんだよ。でなければ外になんか出る気にならない。絶対に出ない。


ドトールでアイスオルゾーラテ。精神科で受付だけしてきたのだが思ったより患者がいた。この異常な暑さではキャンセル続出かなと予想していたのだ。まだ30分は待つだろうと読んでドトールに来た。患者数だけでは待ち時間は判断できない。患者によって診察時間が異なるからだ。だから早めに病院に戻る。ぴったりの時間に戻れたら気分がよいだろう。電車ではほとんど寝ていた。体力がなさすぎる。気力もないけどね。


精神科→ドトール→精神科→カフェ。三時のお昼。三種類のパンとアイスカフェラテ2ショットをごちそうさまでした。さてひとり反省会を始めますか。今日もかなり癒されたなぁ。何もかもが自然体。ナチュラルな空間。すっかりくつろいでしまった。もう先生との関係を考えることもない。ありのままの関係。信頼とか考えるまでもなく当たり前のように存在している。いつのまにか普通の関係になったのです。僕らにとって普通のこと。他人から見れば変わっている。でもふたりの中では普通のことなんだよ。言葉では言い表わせない。あるいは言い尽くせない。そんな変わっているけど普通な関係。時間をかけてお互いにうそをつかずに正直に純粋に真っすぐにお話を積み重ねてきた結果。そして偶然にも気が合った。相性がよかった。自然と信頼関係が生まれた。先生は僕の心の支え。先生となら一緒に死んでもいいヨ。


先生の前では自分をさらけ出すことができる。それは先生が受け入れてくれると知っているから。隠すものなど何もない。すべてを話すことができる。そして先生のことも知りたい。先生が話したくないことは僕も知りたくない。先生が話したいこと話してもいいことを知りたい。だから先生のお話も楽しく聞ける。僕は先生のカウンセラー。先生は僕の患者さん。たったひとりの患者さん。


死んだら先生と会えなくなる。死なない理由ができたのです。生きる理由ができたのです。以前は死ぬ理由しか見つからなかった。今は生きる理由が見つかったのです。


僕と先生のあいだにはタブーなんてないのです。僕と先生の関係は僕と先生だからこそ成立する偶然に無意識的に生まれたものなのです。精神科医が患者の心の支えになる。これは理想的な関係のひとつでありましょう。精神科医と臨床心理士の役割の分配に関する考え方はとても重要だと思います。医者は薬を出すだけ。話はカウンセラー任せ。これは最も最悪なパターンでありましょう。しかしこういう病院が多いような気がするのです。僕はとても幸運だった。自分のことを話せる精神科医こそ精神科医にふさわしい。先生を精神科医として人間として尊敬します。