妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

先生にご飯をおごってほしいなぁ。僕のなかではもう患者以上友達以下になってしまいました。


漂流教室を読了した。辞書が三つ並んでいるようだ。無気力な僕には正直後半は疲れてきた。ラストはあんまり最高とは感じなかったけれど全体的にはやはり面白かった。読む前はもっとグロいのかと思っていた。楳図かずおは人間の心理描写がうまい。恐いところは目に見えない部分にある。西さんは目を覚ましたのだろうか。現在おろちと洗礼を同時進行中。無気力だけどこの二つは最後まで読みたいと思う。


なんかいろいろ醒めてしまう。恐い。つい最近まで夢中だったのに全然興味がなくなってしまう。単に飽きやすいとかそんなレベルじゃない気がする。だから恐いのだ。飽きるほど楽しむ前に飽きてしまっている感じ。性欲を始めいろんな欲がなくなっている影響なのだろうか。楽しむ気力すらなくなってきたのだろうか。楽しいはずのことが楽しめなくなったら生きていても苦しいことしかない。当然苦しいことを楽しむことなんてできない。苦しいことすら苦しいと思う気力もなくなることはあるのだろうか。無感情。何も感じない。すでに人間の心は存在しない。まあまだ楽しめることがあるうちは大丈夫か。醒める前に新しいものを見つけないといけない。後になって再び楽しむことができるようになることもある。恐がることはない。少なくとも先生とお話できるうちは楽しいことがひとつもなくなるということはないのだから。