妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

いつもと違うことをしたときに悪化したらそれが原因だと思ってしまう。いつもの通りでも悪化したかもしれないのに。本質を見失ってしまう。本当の原因がわからなくなる。アトピーは肉体的苦痛と精神的苦痛とが存在する。肉体的苦痛は慣れる。精神的苦痛さえ乗り越えることができればたいした病気じゃない。そのくらいの気持ちじゃないとこの病気に負ける。絶対に負けたくない。


今日は暑いな。早起きできなかった。昨日の疲れを癒そう。昨晩は寝ているあいだに頭をかきむしってしまった。その記憶が鮮明に残っていたので起きるのがこわかった。そして案の定ひどい有様だった。先生のことを想いながら何とか平静を装って朝の準備を済ませた。たまには気持ちのよい目覚めで新しい朝を迎えたいものだ。


かゆいけれど音楽を聴きながら本を読んで気を紛らせていればいつのまにか落ち着くはずだから大丈夫だ。この前発見したんだ。


毎日のように電影少女を読んでいるわけだが『恋愛感情』というものは本当に複雑なものだなと感じる。まあ恋愛したことない人間が何を言っても説得力ゼロなわけだが。恋愛って楽しいことばかりじゃなくて苦しいこともあるんだなとか三角関係とかもつれれば嫉妬とか愛が憎しみに変わったりとか…この歳になって恋愛経験がないと恋愛することがこわくなってくる。このまま死ぬまでひとりのほうが楽なんじゃないか。恋愛なんて面倒くさい。それでもこの季節は人恋しくなる。誰かに傍にいてほしいと思う。恋愛は理屈じゃないんだ。本能的な欲求。食欲も性欲も物欲もなくなってしまったとしてもこの欲求だけは最期まで残るような気がする。