妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

外に出る。街に出かける。これで明日は通院日だから今週は4日出かけることになる。家で引きこもっている日よりも外に出かける日のほうが多くなるのだ。思ったより早く目標達成してしまった。案外あっけない。外に出たいというより出なければという気持ちのほうが大きい。ただし通院日は先生に会いたいから義務感よりも欲求のほうが強い。心理学の本を持ってきた。少しずつ変わっていくんだ。


カフェに来ました。外は暑い。朝から鼻水が止まらない。少し頭が痛い気がする。少しだけ。心理学の本を読み始めることができれば新しい何かが起こりそうな予感がする。


鼻水が止まらなくて本が読めない。ティッシュを鼻の下に置いておかないと鼻水がたれてしまう。音楽を聴いてボーッとしている。ランチはもう食べ終わった。鼻水が止まらないと頭までボーッとしてくるんだよな。思考力が著しく低下する。気温の変化が激しいとすぐにアレルギー反応が出てしまう。なんて虚弱な体。


鼻水が止まらない。それどころかいよいよひどくなっている。片方の手でティッシュを鼻の下にあてながらもう一方の手で文庫本のページをめくっていた。何だか体がひどく暑くなってきた。頭がボーッとしている。何とか不自由な格好で夢中で乱歩を読み耽った。カナルのイヤホンで長い時間音楽を聴いていたのも体が暑くなった原因かもしれない。イヤホンで耳の穴を塞ぎティッシュで鼻の穴を塞いでいたのだ。頭がボーッとする。結局心理学の本は読めなかった。文庫本と違って片手で読むわけにいかないし。読む気にもなれなかった。やはりカフェでは文庫本しか読めない気もする。しかし鼻水が止まらないのがこれほどつらいものだとは…僕という人間はすべてに対して過敏すぎる。


明日はもう先生に会える日か。今週は本当にあっという間だった。ずっと引きこもっていても前日になればあっという間だと感じるのだけどやはり外に出かけた日が多かった今週はそれよりもあっという間だと強く感じる。忙しく充実していたから何もしないまま一週間経ってしまったという引け目も感じないし。明日は先生に自信を持って会える。少しずつ変わってきた。