妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

ネットはくだらない時間を無駄にする。外に出る気がないのに無理に外に出ても疲れるだけ。先週でよくわかった。外に出たいから外に出る。あるいは外に出なければならない理由があるから外に出る。仕事があれば無理してでも外に出るだろう。外に出る理由があるのは通院日だけ。残りの日は外に出る必要も理由もない。もういつものカフェも飽きてきた。食欲がないから何かを食べに行きたいというようなこともない。ひとりで街に出かけても虚しくなるだけ。ひとりではつまらない。疲れるだけ。


今夜もおでこがかゆくてたまらない。こめかみも生え際までかゆい。今日はおでことこめかみは石けんも化粧水も使わなかったのに。やはり何をしてもしなくてもかゆくなるときはかゆくなる。冷たい水で少し洗ってみた。夏はよく氷で冷やしたものだけど結局冷やしているあいだしかかゆみが治まらず氷が溶ければまたかゆくなるという様子だった。だからもう氷で冷やすことは意味がないという結論になった。基本的にはほっとくだけ。そのうち落ち着いてくるはず。何をしても無駄なのだから何もせずに治まるのを待つしかない。耐えて耐えて耐えて耐えて。ひたすらそうしているのだ。


テンションが落ちていく。どうして生きていけばよいのかわからずにいっそ死んでしまいたくなる。すべてから逃げ出したい。まだ始めてもいないのに結果を求めて悪いほうに考えて自分を追いつめる。まだ何もしていないのにどうして先のことがわかるものか。考える前にやることがあるはずだ。順番が逆なんだ。行動があって結果があるのだ。何も行動していないのに結果を恐れている。何も考えずにとりあえず動いてみるしかない。でないと何も始まらない。何も始まらないうちに僕の人生が終わってしまう。まだ死にたくない。何もしていないのに死にたくない。