妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

昨晩は寝ているあいだに掻いて枕元が皮だらけになった。氷で冷やしても結局は掻いてしまう。残骸を片付けて再びベッドに入ったら今度は頭が痒くなって掻いた。眠気がひどくて起きる気にならずそのまま眠りについた。朝は11時まで起きれなかった。でも先生もお昼まで寝ていることもあるから大丈夫。起きてからずっとあごの辺りが痒い。それでも洗面台と部屋と階段の掃除をした。掃除機を使うのはひさしぶりだった。部屋の窓を少し開けて空気を入れ換えた。冷たい空気が外から入ってくる。自分の心も入れ換えたい気持ち。何かをしていたほうが気が紛れる。気力はないけれど、ないなりのことはしたつもり。先生とお酒飲まないとやってらんねーって感じ。このままじゃ壊れちゃう。


首が痒い。顔が痒い。音楽を聴いて気を紛らす。筋トレとストレッチをして気を紛らす。まだ痒い。また音楽を聴いて気を紛らす。痒みと痛みのせいで気力がない。でもないなりに音楽を聴いたり筋トレとストレッチをしたりできている。痒みから逃れるために僕は必死なのです。痒みと痛みを繰り返すこの地獄のスパイラルから抜け出す方法はないものか。悪循環悪循環悪循環。


お風呂から出ていつもより体が痒くなった。体が温まりすぎないように、湯ぶねに長く浸からないようにしたんだけど意味ないのかな。今晩もこめかみの辺りが痒い。いつも同じところなんだから何かヒントが見つかりそうなものなんだけどね。首にはロコイドを塗った。かなり効くときと掻き壊してしまうときがあるんだけど今夜はどっちだろう。なんかもうどうしたらよいか全然わからなくて混乱している。アトピーの症状まで中途半端なんだ。


もう痒みのピークなんてものはなくて、それさえ過ぎれば治まるなんてそんなの気のせいだったみたい。痒くなったらおしまい。我慢できずにベッドの上でティッシュを敷いて顔を掻いた。皮が落ちて眉毛も抜けた。痛い。でもどうせ寝ているあいだに掻いてしまうのなら寝る前に掻いてしまうほうがましだ。まあこれで朝までぐっすり眠れたらの話だが。痒みが痛みに変わった。痒みは眠れないほどのものだが痛みは眠れないなんてことは全然ない。ちょっとひりひりするだけ。痒みに比べたらなんということはない。しかし眠たい。ちゃんと寝たい。気持ちよく眠りたい。寝ているときくらい幸せな気持ちにさせてよ。最近のアトピーの悪化は何なのだろう。せっかく精神的に落ち着いたのに、痒くなると不安定になって気が狂いそうになる。病気が僕の邪魔ばかりする。それでも僕は負けない。僕はもうひとりじゃない。


現在午前三時前ですが。痒くて起きました。また顔も掻いて首も掻いて頭も掻きました。痛痒い。不快。残骸を片付けたところです。発狂寸前。だけど家族に迷惑がかかるので静かにしている。結局寝る前に掻いても同じ。意味ない。この数時間痒くて掻いて痛くて痒くての繰り返し。拷問に近い。何も悪いことしていない僕が、何故こんな目にあわなければならないのですか。疲れた。人間の生活じゃないよ。人間として生きさせてくれ。じゃなきゃ死なせてくれ。おかしいだろ普通に考えて。理不尽すぎる。これじゃ生きてる意味ないし生活できない。何もできないじゃないか。せっかくやりたいこと見つけたのに。心の支えになるひとと出会えたのに。全部ぶち壊しだよ。アトピーのせいで僕の人生めちゃくちゃ。もう疲れたよ。もう駄目だ。終わりだ。