妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

誰も信じることができない。人が恐い。どうして生きていけばいいかわからない。先のことを考えると死ぬことしか思い浮かばない。何も見たくない。何も聞きたくない。不安と恐怖に押しつぶされそうだ。もう駄目だ、終わりとしか考えられない。底の底まで落ちている気持ち。


先生と以前と同じようにお話できるか不安だ。今まではまったくの無防備でいられたけど、僕と先生のあいだに壁を作って警戒してしまうかも知れない。先生が僕に何を話すのか恐い気がする。自然体でリラックスしていられたのに、緊張して怯えてしまうかも知れない。今まで通りでいたい。これまで築き上げてきた信頼関係は本物だと信じたい。診察室に今までと変わらない先生が居てくれたら、僕は泣いてしまうかも知れません。僕にとって先生の存在はとても大きなものになっていました。おそらく今もそれは変わらないはずです。今まで通り僕の唯一の理解者であり、心の支えであり続けて欲しいと願っています。


夕食のときに泣いたら少しすっきりして、気持ちが楽になった。まだまだもやもやした感じや、不安感も強いけど…昨晩は痒くて眠るときに掻いてしまって、今朝は遅くまで起きれなかったんだ。二度寝するときはもう痒くないから、とても気持ちがいいんだ。普段夜に寝るときもこんな感じならどんなにいいだろう。そう思ったら泣けてきてね。でも涙を流せるということは、まだましな状態だということ。泣きたいのに泣けないのが一番つらい。泣けばいくらか楽になれるから。泣けたということで、まだ何とかやっていけるような気もしてきた。気のせいかも知れないけど。勘違いだとしても少しでも前向きな気持ちになれたらいい。さっきまでとはまったく考え方が違ってくる。まるで別人のようです。不思議だね。だから人間の脳は興味深い。毎日自分の脳内を観察しています。これは僕の『脳内観察日記』でもあるのです。