妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

今日も遅く起きました。何もする気になりません。欲しいものもどうでもよくなりました。どうしたら物欲が醒めるかを考えて、それでもどうしても欲しいものだけしか買わない。できるだけ今あるものを楽しんで、新しいものは後回しにしておく。いろんな欲がなくなっていくのは、気力が足らないせいでしょう。何かを欲しがるにも気力が必要なんです。明日はきっと早く起きたい。やらなければならないことがあるから。


一週間かけてやっと少し立ち直ってきました。僕にも精神的な余裕が出てきたので、より冷静に客観的に見ることができるようになってきたのかも知れません。まだ完全に元に戻ったわけではないけれど。やはり時間は傷ついた心を少なからず癒してくれるみたいです。もう明後日は通院日。今まで通りの先生に会えると信じています。だから僕も今まで通りの僕でいようと思います。


痒い。痒すぎる。こめかみからおでこにかけて急に痒みが襲ってきた。ベッドのシーツの上にティッシュを敷いて、そこに粉が落ちるように軽く掻いた。もみあげのあたりや眉毛のあたりも痒くなった。どうせ寝ているあいだに掻くなら、寝る前に軽く掻いてしまって痒みが治まればいいと思ったんだ。寝ているときは無意識だから、本能のままに強く掻きむしってしまう。起きているときなら意識して掻きたい気持ちをコントロールできる。まあ掻き始めると段々エスカレートしがちなんだけどね。何とか理性を強く保って、できるだけダメージを少なくしたつもり。少し水っぽいものが出たけど平気。掻いたところがヒリヒリして痛いけど、ようやく痒みが治まってきたようです。もう疲れた。本当に。いい加減に勘弁してほしい。せっかく落ち込んでいた気持ちが落ち着いてきたというのに。アトピーのせいで何もかもぶち壊しだよ。何処にも怒りをぶつけられず、ただ痒みに負けた自分を責めるばかり。残酷な病気です。いつまでこの生き地獄は続くのでしょう。やはり死ぬまでかな。苦しいね。つらいね。でもこのまま死にたくないので、無理をしてでも乗り越えたいと思います。病気であることに甘えていても誰も助けてくれません。病気持ちでも生きたければ、どうしても無理をしなければならないのです。本当は体調のよいときだけ無理すればいいと思うんだけど、体調が最悪だとしても無理しなければならないときもある。というかそういうときのほうが多い。生きることは大変なんだ。僕ら病気持ちは余計にね。だけど仕様がない。まだ生きたければやるしかないよね。


先生に戒められたような気がします。僕が先生に頼ってばかりで依存し過ぎていることを。そう考えるとそれもそうかも知れないと思える。けれどわざわざ僕の体調の悪いときにやらなくてもいいのにと思う。やはり先生はそういう意図はなかったのだろう。今まで通り自然だったのです。それが裏目に出てしまっただけで。先生は変わってしまった訳ではない。だからここで僕が変わってしまう理由なんてありません。僕も今まで通りでいいのです。