妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

無理して早起きして仕事したぜ。何だこの虚しさと疲れは…無理しても無意味だと知っているから。だけどもしかしたら無意味じゃないかも知れないから、たとえ無意味だとしても無理をするのです。やっぱり通院日には仕事したくない。仕事したらもう疲れてしまって、街に出る気力なんて残っていないから。今日は無理して早起きして仕事をした。先生は誉めてくれるかな。誉めてくれるよね、きっと。やるときはやるって言ったろ?


無理して仕事した後遺症が酷すぎる…思いの外ダメージを受けてしまった。体が硬直して動かない。自分の体を自分の思うままにできない。脳と体が分離しているんだ。これでは復帰なんてできるはずがないな。もう駄目だ。


無知な家族の無理解。体が動かないからデパスを飲んだのだ。自分のことは自分がよく知っている。自分のことは自分しかわからない。ひとりになりたい。先生は誉めてくれる?せっかく無理して仕事したのに。やっぱり何の意味もなく、ただ病状を悪化させるだけなのだろうか。疲れた…


デパスを飲んだらかなり楽になった。やはり具合が悪いときはむやみに我慢することなく、素直に薬に頼ったほうがいいかも知れない。薬はお守りに過ぎないけれど、ちゃんとお守りとして効果があるのです。頭と体が一緒になった感じ。気持ちも落ち着いてきた。


結局は無理するしかないのかも知れない。最期に残るのはちっぽけなプライド。


お風呂から出て首を掻きむしった。大量の粉のような皮が舞った。痒くなると一気に気持ちが落ちる。自信がまったくなくなる。痒みは気力を奪う。健康になりたい。


何だか眠る気にもなりゃしない…どうせ寝ているあいだに掻いてしまうだろうし。今日は早起きしたというのにまだ眠くならないんだ。とはいえ何かをする気にもならない…やっぱり寝るしかないか。頭悪いひとみたいだな。頭は悪くないよ。ちょっと壊れてるだけさ。今日はとりあえずやるべきことをやったんだ。自信を持とう。自分を誉めてあげる。ごほうびをあげたいんだけど、いいものが思い付かない。欲しいものはお金じゃ買えないから…おやすみなさい。


さて午前三時前です。頭を掻いて起きました。やはり寝る前に痒くなると、ただでは済まされないみたい。寝る前にいつものおでこからこめかみの辺りが痒かったのです。痒みが治まっても結局こういうことになってしまう。首まわりと枕元を掃除した。頭の皮だからフケなのだろうか。どっさりと積もっていました。この痒みと痛みは現実のものだから仕方ない。この現実をどのように受け止めるかは、自分の脳内で起きていることなのです。だから平気だと思えるか絶望して落ち込むかは自分次第。以前こうなった翌日に髪を切りに行ったこともある。あのときは開き直っていたのだろうか。
まあ今は特に調子が悪いんだろうね。しばらくは耐えるより他ない。どうしようもないことは、本当にどうしようもないのです。もう別にこうなることに対して感情を持つこともなくなってしまったようです。痒いとか痛いとか苦しいとか、そういう気持ちはもちろんあるけれどそれ以上は何もない。考えないようにしているというのもあるかも知れない。これじゃ仕事なんて無理だとか、何でこんな目に会わなければならないんだとか。考えても無駄だし考える気力もないのかな。脳内で平気だと思っても、どうしても精神的なダメージは受ける。過大なストレスで鬱が悪化して無気力になる。結局は耐えて無理をするしかない。おそらくそういうことなのだと思う。さっきふと『諦める』ことも必要なのかなと感じた。