妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

寝ているあいだに掻いたけれど、朝まで起きずに眠ることができた。いや昼までだな…どうも無気力がひどくて何もできない。たまに無理をして家事をするくらいだ。今はどんなことでも相当な無理をしないといけない。無理をしないと何もできないのです。楽しいと思えるものは何もありません。何かを楽しむのにも気力がいるのです。無気力による無感情。何もしなくていいから早く起きる。これだけは無理をしてでもやらなければと思います。早く寝るのはあまり意味がないみたい。眠くなったら寝ればいい。早寝は必ずしも早起きに結び付くわけではないから。生きることは無理をすること。無理をせずには生きていけないのです。


おでこからこめかみにかけて痒すぎる…無理してシーツを取りかえようと思ったのに駄目だ。昼は気力がなくて夜は痒くて一日中何もできない。昼に無理してやるしかないな。無気力は無理をすれば何とかなることが多い。だけど痒いのは本当にどうしようもない。今晩は痒くならないと思ったのに甘かった。なんかここ数年のなかでもかなり調子悪いな。汁が出てないから最悪とは言えないけど。あー眠りたい。寝逃げさえできない。痒みが落ち着くまでほっとくしかないのは実証済み。ただひたすら耐えるしかないのです。早起きだけは無理をしてでもやる。まずはこれだけは何とかしたい。痒みで気力をなくしても、掻いてしまって落ち込んでも、とにかく早起きだけはしたい。もう痒みから気を紛らすために考えることすらつらくなってきた。


現在午前一時過ぎ。痒みに耐えきれず、ごみ箱の上とベッドの上でおでこからこめかみにかけて掻いてしまいました。ほおとまゆ毛も掻きました。痛い…ひりひりしている。なのにまだ痒みも残っている。耐えられなかった自分を責める。寝る前に掻いてしまうと寝ているあいだに更にひどく掻いてしまうのです。これは過去の経験から知っていること。知っているのに掻いてしまったのです。それほどまでに強烈な痒みだということなのだけど、やっぱり意識のあるうちに掻いてしまうと自分の弱さに絶望する。結局この二時間痒みに耐え続けて、ついに耐えきれずに掻いてしまった。何て意味のない時間なのでしょう。本当に嫌になります。頭がおかしくなる。もう気力を使い果たしました。これで寝ているあいだも痒くて掻いてしまうのです。何という生き地獄。悔しいよ…本当に悔しくてたまらない。僕はまだ諦めるわけにはいかない。このまま死にたくないんだ。絶対に健康になって復活してみせる。


二時半を廻りました。頭を掻いて起きました。お風呂から出たときから痒い感じがあったので覚悟してはいたのですが、眠りに落ちそうになって無意識になってきたときに本能のままに掻きまくりました。できるだけ軽く掻いたつもりです。まあ惨状はひどいものでしたが。ティッシュで押さえると血と水が混じったようなものが出ている。痛い…顔もまた掻きました。やはり痒くなったらおしまい。痒くならないようにならないと駄目だ。痒みは掻いて痛みに変わるまで続く。しんどい…つらすぎて涙も出ないよ。こうやって文章を書くのは余裕があるのかないのか。こうしていないと発狂しそうだから、こうして気持ちを落ち着けているというのもあると思う。これもある意味僕の居場所なのです。楽しいことを考えて楽しい夢を見ようか。


午前四時になります。また起きました…さすがに死にたくなる。頭と顔をまた掻きました。少しインターバルを置いたほうがいいのかな。掃除がつらすぎる。何度も何度も。ひりひりと痛痒い。もう何も考えられません。茫然自失。気力は完全になくしました。最近ちょっとアトピーの調子が悪すぎる。これで汁が出たら最悪期レベルです。もう疲れたから早く寝たいよ。死にたいね…こんな毎日じゃ死にたくなるよ。死にたい。死なない病気だから自分で殺すしかない。もう少し追い詰められたらいよいよそのときかも。今は先生がいるからまだ生きているけどさ。精神的な苦痛は我慢できても、肉体的な苦痛はもう耐えられそうにない。先生のことを思い浮かべても痒みや痛みは治まらないのです。もう鳥の鳴き声が聞こえる。