妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

もう寝たいです。疲れている。心も体も。これだけ毎晩痒みが続くとさすがに限界です。今晩も寝る前におでこからこめかみにかけて痒くなった。皮がめくれていた。あまりの痒さに耐えきれず、ごみ箱の上で軽く掻いてしまった。これはやってはいけないと知っていたのに…猛烈な痒みのせいか自分の弱さのせいか。そのあと冷たい水で顔を洗った。氷で冷やすのはかえって温まってくると痒みが増すという経験から、冷たい水で洗うのがベターだという判断によるものです。ベストはあり得ません。あくまでベター。本当は掻いてしまう前に冷たい水で洗いたかったのだけど仕方ない。次からはそうしたい。
さて今はまだ痒みはあるけれど、まあ一応落ち着いているようです。一度掻いたことで痒みから痛みに変わったというだけで、痛みが治まればまた痒くなる可能性は高いように思われます。そのときはおそらく寝ているあいだになるだろうから、無意識に本能のままに掻いてしまうことは避けられないでしょう。どうしたらいいのかというよりも、どうしようもないし、今の苦痛に耐えることで精一杯で何も考える余裕がないというのが正直なところです。もう本当に疲れきってしまいました。これだけ毎晩痒くて眠れないのは最悪期以来かも知れません。死なない病気に殺される。病気による自殺は病死なのです。早く自分へのごほうびをあげないと手遅れになる。事態はいよいよ深刻なのです。


午前二時前です。顔と首と頭を掻いて起きました。たしか起きたのは一時過ぎでした。掃除をしていたので。頭は軽く掻いたので残骸は少なくて済みました。これくらいなら精神的ダメージはほとんど受けないだろう。しかしまあ結局こうならないと終わらないんだね。もう寝る気力もなくなってしまった。寝るのだって痒みに耐えなければならないんだ。掻かないように無意識のなかでも意識しているはず。これじゃよく眠れないし疲れも取れないよ。発狂する気力もない。ああああ…