妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

二度寝を繰り返して頭が痛かったのでデパスを飲んだ。頭痛にはよく効いてくれる。お守り以上の効果。昨晩は一度起きただけで済んだ。しかし朝方顔の痒みがひどくて掻いた跡が残っていた。黄色い汁の固まりが少し。昼に起きると本当に一日が短い。昼夜逆転はしていない。半昼夜逆転くらいかな。何とか苦痛に耐えるしかない。この苦痛は意味のあるものなのだから。


寝る前の時間にまた痒くなってきたので気を紛らすためにヒゲを切りました。はさみで長めに適当に短くしました。どうせまた伸びるから時間をかけても意味がない。それでも気力があるわけじゃないから意外と時間がかかってしまった。まあ眠くないし明日も何もないし何の問題もない訳だが。何だか眠るのがこわいよ。どうせ早く寝ても痒くなって掻いて起きるだけだと思うと寝ようという気になれない。だから本当に眠くなるまでは寝ないでいようと思う。
寝る前にもみあげの辺りが痒くなりこめかみの辺りが痒くなりおでこまで広がった。乾燥して皮がめくれている状態だったので洗顔後に使っている化粧水をつけてみた。多少刺激があったけど、しばらくしたら何とか治まった。ヒゲを切って気を紛らせたのも有効だった。だけど潜在的な痒みは残っているはず。痒くなったらおしまい。これはもう仕方ないことです。手が割れまくっていて痛い。気付かないうちに血が出ていることがあるので、知らないあいだにどこかに血がついてしまったのではないかと心配になります。本当に不便な体。もう冬が終わったどころか夏になろうとしているというのに、何故こんなに乾燥しているのだろうか。手の甲なんてひび割れて血の砂漠です。首は皮がめくれて掻いてまた乾燥して皮がめくれて痒くなって掻いて…の繰り返し。とにかく気持ちよく眠りたい。


掃除を済ませたら午前4時前です。もう笑うしかないのか逆にもう笑えないのか。頭を掻いて起きました。おでこと耳も掻いた。手も掻いた。惨状はひどかったな…枕元の粉が異常に多かった。これには少なからずショックを受けた。頭は寝る前は痒くなかったけどお風呂に入ったとき少し痒い気がした。潜在的な痒みがあったのだろうか。眠りに落ちて無意識になった途端に痒みに耐えていた理性がなくなり本能のままに掻いてしまう。途中で意識が戻るのだけど無意識のなかの意識に過ぎないので理性より本能のほうが勝る。まるで掻き壊すために眠りにつくようなものです。毎晩毎晩…発狂してしまえば楽になるのかな。結局は変わらないか。
眠れないことよりも掻いてしまうことのほうが問題だと思う。今の僕にとっては。やはり掻くことで痒みに耐えられない自分を責める。少しでも意識のあるときならば掻かないようにすることもできたのではないか。それができなかったのは自分の弱さではないだろうか。死にたいと思う気さえおきない。ただ残酷な現実をされるがままに受け入れるのみ。調子が少しでもよくなることを信じて耐え続けるしかないのです。意味のある苦痛。それに耐える僕は生きる価値のある人間。まだ諦めてはいけない。最期まで自分に期待する。何もできない。何もできなくても何かできることだけできればいい。病気持ちでも病気持ちなりに自分らしく生きていきたい。