妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

まだ夕方からおでこからこめかみにかけて痒くなりだした。今日は昼前に起きて何もせず、ただネットを見て無駄な時間を過ごした。物欲も何もかもなくして本当につまらない。夢中になれることがない。興味があっても気力がなくて醒めてしまう。そして痒みという苦痛に耐えるだけ。死にたいという気持ちも無気力すぎてすぐに醒める。何もできない。


お風呂から出ても痒みは消えずにますます強くなるばかり。寝る前にベッドの上で爪を切ろうと思ったら、いつの間にかおでこからこめかみにかけて掻いていました。半分眠りながら。その少し前に冷たい水で顔を洗って何とか痒みを落ち着かせようと苦心していたのに一瞬で水の泡。眠気と痒みに負けたのです。すぐに正気を取り戻して何を思ったか、ついでにこのまま眉毛を整えて伸びたひげをはさみで切りました。掻いてしまった後悔を忘れるためだったのかも知れない。とりあえず今は痒みも治まってひげも短くすっきりしました。喉が渇いたので一階まで降りて冷蔵庫からりんごジュースを持ってきました。たまには深夜のりんごジュースも悪くない。眠気は一気に覚めてしまったようです。レキソタンのせい。今日もいつもの倍の量を飲んだから。
おでこからこめかみにかけての痒みに耐えているときに、メンソレータムみたいなものをつけたらどうかななんて思っていました。スースーした刺激によって痒みが治まるのではないか。だけど逆に悪化して掻きまくる危険性も高いように思われる。ステロイドの入っていないムヒも同じようなものかな。眠気が強ければ眠れそうだということはわかった。寝ているあいだに掻いてしまうだろうけど、とにかく眠るということに徹するのであれば薬を多めに飲んで副作用を利用して眠ってしまえばいい。根本的な解決にはまったくなっていないし、今はそこまでして眠らなければならない理由もないのであまり意味のない考えだが。まあ少しずつ変わってきている感じもあるから、期待せずにもうしばらく意味のある苦痛に耐えようではないか。苦痛のあとの世界を夢見て何もしなくても生きていこう。僕にはまだ時間だけはあるはず。人間だからいくらでもというわけにはいかないけどね。そもそも僕は長生きしたくないし。


午前三時前。頭を掻いて起きた。顔がまだ痒くてその延長で頭が痒くなった感じ。軽く掻いたから惨状はひどくなかった。やはり痒くなったらおしまい。一通り掻き終わるまでは眠らせてもらえないのだろうか。もはや生ける屍の状態。無意識のなかの意識が絶対に掻いてはいけないと叫ぶ。掻いても痒みが治まるわけじゃないからな。痛みがプラスされてむしろ苦痛は増す。焦っては駄目だ。焦ってどうにかなるものでもないし。やはり耐え続けるしかない。つまらない毎日だけどきっと楽しい人生になる。期待でなく自分を信じている。


午前五時かよ!きっついなぁ…起きたのは四時半前くらいかな。手を思い切り掻き壊してかさぶたと血と水でシーツを汚した。ひりひりと痛む。そして頭を掻いて起きた。まだ痒みが残っていたのだろうか。まあ惨状はましだった。この時間になるとまたお昼まで寝ることになってしまう。いや寝不足でも早めに起きたほうがいいのか。日曜は何もなくてよかった。月曜日は通院日。今みたいになったら地獄だから本当に。食事制限の効果なんてすぐに出るわけないもんな…ずっと出ないかも知れないし。つまらなすぎるから自分へのごほうびでも買おうかな。もういい加減やってらんないよ。