妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

今夜は両こめかみからおでこにかけて一気に痒みが来た。とりあえず一時的にでも今の痒みを抑えるには氷で冷やすのが最善だと思う。結局は掻いてしまうのかも知れないけれど、やはりやれるだけのことをしてできれば掻かずに済むようにしたい。痒みを感じた瞬間また今日も駄目か…と気持ちが下がって気力がなくなった。仕事に復帰することを思い描いていたけど、こうなるともうとてもそんなこと考えられない。何もできない。眠ることさえ。痒くて掻いて起きる日は続くのに朝まで眠れる日は続かない。何が悪いのだろう。すべての望みが絶たれる。よくはなっている。ましになってきている。はず。痒くなったらおしまい。今夜は生き地獄。僕は苦しむために生きている。少なくとも今はそうだ。何もいらない。健康が欲しい。


組織のなかで仕事をするということは他の人間と同じことができなければならない。だからこそ安定というものが与えられる。同じようにできないなら組織にいることは許されない。同じことをせずに安定だけを享受するなんてことはできるはずがないのです。やはり僕は組織のなかで仕事をすることはできないのだろうか。他の人間と同じようにできないのなら仕方ない。組織にとって異分子は最も嫌われる。危険なものだと見なされる。僕は組織に属さずにひとりで生きていくことができるの?無理をしてでも他の人間と同じでいられたら組織のなかで生きていける。言い換えれば無理をしなければ組織のなかで生きていくことはできないということ。


氷のうのなかの氷が溶けたので新しいのに入れ換えてきた。大体一時間半持つみたい。昔はアイスノンに薄いタオルを巻いて冷やしていたけど今は氷のうにガーゼを巻いて冷やすほうが手軽でいい。痒いところも部分的なので小さな氷のうで間に合う。音楽を聴き流して気を紛らしながら冷やしている。痒みが少しでも残ったまま寝ると結局痒くなって掻いて起きてしまうはめになる。寝る前に大丈夫かどうかの判断は感覚的につくようになった。それでも眠気があると寝てしまいたくなる。眠くても眠れないんです。眠るという当たり前のことさえできない。苦痛の日々が続いている。
誰も助けてはくれない。だから僕も誰にも期待しない。見捨てられた病気。治るのが難しいのなら難病なんじゃないのか?せめて社会生活に支障のある患者は国から保障を受けるべきだと思う。中途半端な病気だと健康な人間と同等に扱われる。いじめや差別は受けるのにね。僕らはどうしたらいいのだろうか。声を上げる気力もない。実態すらよく分からない気がする。見えないところで苦しんでいるひとたちがたくさんいるのでしょう。死なない病気は残酷です。精神まで蝕む。人生が滅茶苦茶になる。僕の人生はどうなるのでしょう。自分次第。自分にしか期待しない。


午前3時半ちょうどです。2時40分くらいに起きたみたい。顔も少し掻いたようですが、手をガーゼの上から掻き壊し頭を掻いて起きました。惨状はましとは言い難いものでした。氷で顔を冷やして一応痒みは治まったのですが、まだ痒みは残っている感じがありました。だけど眠気に耐えかねて寝てしまいました。顔の痒みが再発したというのであれば分かるのだけど、寝る前は何ともなかったはずの手と頭が何故痒くなるのかまったく理解できません。こめかみからおでこにかけて痒くなった時点でヒスタミンが放出されて、もうどこが痒くなってもおかしくない状態になってしまうのでしょうか。特に潜在的な痒みがあるところは痒くなってしまうということだろうか。
寝る前に痒くなったらもう寝られない、寝てはいけないということになるのかな。寝ても結局掻いて起きるくらいなら、ずっと寝ないで起きていたほうがましだもんね。まあ完全に痒みがなくなったら寝ても大丈夫かも知れないけど。さすがに疲れたよ。本当に疲れた。全然調子よくならないじゃん。少しはよくなってきているとかましになっているとか馬鹿じゃねーの。我慢にも限界ってもんがあるだろ。これじゃ何のために生きてんだかわかんねー。苦しむために生きているとしか思えないよ。何でこんなに苦しまなきゃいけないんだよ。ふざけるのもいい加減にしてくれよ。俺は人間なんだ。そんなに強くないよ。病気だから仕方ないか…そんなに簡単に自分の人生諦められない。諦めたくないよ。病気になんか負けたくない。死ぬまでもがき続けてやるよ。最期まで絶対に諦めない。負けず嫌いなんだ。