妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

悪循環というのも逆に言えばひとつのものがよくなればすべてうまく行くということだ。それは表裏一体のものであり、どちらに転んでもおかしくない。何かのきっかけで逆転できる可能性は十分にあるのではないか。
無理して仕事した。睡眠時間三時間。諦めかけて目覚ましを止めて再び寝ようとしたけど眠れずにやはり仕事をしなければと起きたのです。この義務感は何なのだろう。あまりに強すぎて強迫観念にも似たものを感じる。やるべきことをやった自分を誉めてあげたい。脳内で先生に誉めてもらう。そろそろ自分へのごほうびをあげなきゃね。


夕食が済んだらもう顔が痒い。右頬に汁の凝固したものが付着している。プロトピックに頼るしかなくなった。飲み薬が効かないのだから仕方ない。この前一度付けたときに掻いてしまって合わないのだと判断したのだけど、もう少し続けて様子を見たいと思う。期待はしない。観察であり実験であります。


プロトピックを顔に付けて寝たら掻いて起きました。頭は辛うじて無事でした。やっぱり合わないんだと思う。プロトピック特有の火照り感はまったく感じない。ただ掻いてしまう。今の状態ではおそらく何を付けても刺激になってアレルギー反応が出てしまうのではないだろうか。拒否反応です。すべてに対して受け入れることができない。合わないと知りながら無理に続ける意味はあるのか。昔効果があったというならともかく特によい印象のない薬を使う理由などありはしないでしょう。もう疲れたよ。僕は人間なのです。これ以上実験を続けたらおかしくなってしまう。外からは何もせずに体質改善に努めることが遠回りのようで実は一番の近道のような気がします。もう小手先の対症療法は通用しなくなってしまったのです。人生の半分以上の時間を苦しみ抜いてきたのだから対症療法にも抵抗がついてしまったのかも知れません。
時間はない。だけど焦っても仕方ない。やれるだけやって駄目なら諦めるくらいの気持ちで気楽に過ごしていたほうがかえって調子がよくなるのも早いかも。すぐに答えを求めようともがけばもがくほど泥沼に落ちていく。慢性的な疾患はよい状態と悪い状態を繰り返す。そういう病気なのだから仕方ない。病気に振り回されてはならないのです。冷静になって限られた条件の下で最善の努力をし続けて調子がよくなることを祈るしかない。