妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

何とか早めに起きれたので街に出てきました。髪を切るため。いつものカフェに来てます。クロワッサンとじゃがいもの入ったパンとカフェラテでひとりランチ。予約時間まであと一時間。外は久しぶりに快晴です。思ったより暖かくなかったけれど、それは今が冬だからなのでしょう。普段引きこもっていると季節がわからなくなる。天気予報の予想気温なんて当てにならない。体感温度が重要なのです。食後にデパスを飲んだ。レキソタンを忘れてきてしまった。まあデパスだけで安心感。何だか眠くなってきた。寝不足。睡眠の質が悪かったから。それでもこうして外に出る気になれたのは先生のことを思い浮かべたから。僕に力を与えてくれる特別な存在。


カフェ→美容院→カフェ。疲れて喉が乾いたのでまたいつものカフェに来ました。今日は天気がよいので帰るまでに日が沈んで暗くなることはないだろう。ケーキは怖くて食べる気にならない。砂糖の固まりというイメージに見えて、アトピーが悪化するから食べてはいけないと躊躇してしまうのです。別にたまに食べたところで影響はないと知っているのだが。あまりよくないと避けているうちに、それほど食べたいと思わなくなってしまった。ゴマあんパンと小さなパンとカフェラテでひとりお茶。
物欲がないなぁ…必要なものは何処にあるのですか。疲れたな。眠いな。何かしたいのに何もできない。今は休んでいればいいのかな。今だけは。生きていると実感したい。誰かのためになりたい。先生の役に立ちたい。日常のなかに非日常を入れることで何かが変わるかも知れない。僕は今の日常を変えたい。現実でないものによって現実から逃れるのでなく、現実のなかで現実のものによって現実逃避する。いつもと異質なものが入ることで化学反応が起きてよいほうへ変わるというイメージ。


晴れてはいるが風が冷たくて寒い。気温よりも体感温度は低いはず。外に出てみないとわからない。家で引きこもっていても何もわからないのだ。今日は髪を切るという目的で外に出た。心は満たされない。特に楽しいことはなかった。でもそれでいい。目的は果たしたのだからそれで十分なのだ。気持ちが落ちているのに外に出たのだから、気持ちが落ちたままで楽しめるはずがない。先生と会うことでしか気持ちが上がることはないような気がします。


先生と会いたい気持ちが強くなってきている。依存なのかとかそういうのはどうでもいい。素直で純粋な気持ちなのだから。自然で正直な気持ちなのです。『遊びたい』では先生はその気にならないだろう。『お手伝いしたい』でもおそらく難しいと思う。あまりしつこくしても嫌われるだろうし、自分としてもそこまではしたくない。先生の気持ちを害するようなことは絶対に避けたい。とはいえ先生のほうから言い出すことは期待できない。結局は先生の気持ち次第。僕は自分の気持ちを正直に伝えるだけです。二度と同じ過ちは犯してはならない。


夕食の時間に両方の頬が痒くなって、見ると黄色く凝固した汁が付着していた。これは最初は固まっていなかったものなのかな。最初から固まっているはずはないだろう。掻かないのに汁が出ているときはいつも気付くともうすでに固まっているので、最初は液状の物だったとしても固まるのに時間がかからないのだと考えられる。それから皮がめくれていた。どうにか痒みに耐えてお風呂に入りお湯だけで顔を洗った。お風呂から出てベッドの上で薬をつけるときに、めくれた皮を剥がしたほうがいいような気になって両頬を軽く削るように皮を落とした。すると治まっていたはずの痒みが再発して失敗したと後悔した。氷で冷やさなければならないかもと覚悟したけれど、イヤホンをしてようつべの動画を流しながらネットしていたらいつの間にか痒みは落ち着いていた。
しかしもうすぐ午前1時半。まだ眠くならない。痒みは落ち着いたけどまだ残っているような感じがする。やはりめくれた皮を剥がしたのはまずかった。昨晩頬だけは掻かないように意識して免れたのに、結局は後になって汁が出るほど悪化するなんて皮肉だな。掻いてしまうのが怖くて寝る気になれない。せっかく髪を短くしてスッキリして気持ちが上がったというのに。明日も街に出かけようと思っていたのに段々億劫になってきた。痒みが気力を奪うのです。気持ちは上がれば下がる。つまらないな。