妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

あーやっと楽になってきた。鼻がつまって頭がボーッとしていたのがなくなってきた。これで一晩眠れば治りそう。風邪はよくなる。はぁ…考えを巡らす余裕が出てきたら鬱になってきた。明日は早く起きて仕事をしなければならないし。嫌で嫌で仕方ない。先生のことを思い浮かべる。どうせ死ぬんだからと自分に言い聞かせる。気持ちを楽にする方法です。


泣きたい気持ち。何で俺だけ?何故こんなに苦しまなければならない?生きるのがつらすぎる。何が本当で何が嘘なのかわからなくなってきた。現実と脳内がごっちゃになってきた。どれが正しくてどれが間違っているのかわからない。生きているのか死んでいるのか。生きるってどういうことなのだろう。人間も動物みたいに本能だけで生きられたら楽なのに。何も考えずにいられるのに。健康なら別に構わないのかも知れない。病気だから苦しい。人間として生きるのが難しいのは病気のせいです。普通に健康な人達と同じことなんてできるはずがないのに。無理して同じことをしようとするからつらいのです。だけど生きていくには同じことをしなければならない。結局のところ僕たち病気持ちにとって生きることはつらいのです。楽になるには死ぬしかない。病気だから仕方ないのです。


先生とおそろいで苦しもう。先生が自分のことを話してくれるからこそ。先生が苦しんでいるのを知っているから、僕はそんな風に思うことができるのです。