妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

どうにか早めに起きれたので街に出かけます。月曜日以来の外出。昨晩は一度も起きずに眠れた。掻いた記憶と形跡が残されていたけれど仕方ない。どうせ死ぬのだからどうでもいい。前向きに開き直って生きていくしかない。先生のことを考える。自分は価値のある人間なのだと自信を取り戻す。しかし気持ちは落ちている。きっかけを探しに外に出るのです。すべてが嫌になってしまった。自分の居場所に向かう。自分の存在が許される場所。


いつものカフェに来ました。ふぅ…癒される。今日はそんなに混んでいなくて居心地がよい。タイミングなんだろうね。先週は運が悪かったのです。少しだけ気持ちが上がってきたかな。やっぱりきっかけは外にある。憂鬱なのに店員さんに話しかけてもらってありがたいなと思う。僕の居場所。自分の存在が許される。自分はまだ生きていていいんだと安心する。久しぶりに外に出たからうまく言葉を返せなくてもどかしい。
クロワッサンとクルミとピスタチオの入ったパンとラテでひとりランチ。食後にレキソタン。家族連れも先週よりは気にならない。自分の世界に没頭すれば他人のことなんて意識しなくて済む。すべては自分の脳内で起きているのです。自分の脳内に他人は存在しない。とはいえ子供の騒音は耐え難い。我慢できなくなったら自分から離れるしかない。他人には期待しない。何も期待することなどない。無理して外に出てよかった。人はひとりでは生きていけない。たまには『ひと』と言葉を交わさないと駄目になる。脳にはひとりでは動かせない場所があるのかも知れない。


やはり日曜日は混むな…早めに帰ります。人が多いと憂鬱の虫が出てくる。自分が社会に適合できない人間であることを思い知る。はぁ…まあこういう目に会うことも大切なこと。いつも安全な場所に引きこもっている訳にはいかない。気持ちが少し上がっただけでも街に出たかいがあったというものです。家にいたら少しも上がることはなかったのだから。来週は土曜日に出かけたい。気持ちは不安定でもいい。バランスさえ取れたら安定に似たような状態になるはず。


疲れた…久々に道を歩いて足が痛い。明日は早起きして仕事をしなければならない。いくら格好つけて平気な振りをしたって、明らかに心に負担としてズッシリとのしかかっている。現実から逃れるために街に出た。家に帰れば当然のように現実が待っている。厳しく過酷な現実を突き付けられる。まだまだ僕は強くなれない。弱い。人間らしい人間なんです。…


ふたつの道を進むのは、ひとつの道を選ぶことによる苦しみから逃れるため。ふたつの道を選ぶことでそれぞれの道の苦しみを和らげることができる。けれど最期にはどちらかに決めなければならない。まだ僕は中途半端なところにいる。最期までふたつの道を歩いていく。分かれ道が現れたときにひとつの道を選んで、もう決して後ろを振り返ってはいけない。そのときには二度とやり直すことはできないのだから、選んだひとつの道をひたすら前を向いて進んでいくしかないのです。


やはり本音は逃げたい。すべての苦しみから逃れたい。明日早起きして仕事をするのが嫌で嫌で仕方ない。これは前からずっと変わらないのです。明日は天気が悪いみたいだから、仕事をするためだけに早く起きなければならない。仕事は精神的に重い負担を強いる。逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい…逃げちゃ駄目だなんて思わない。逃げたくてたまらないんだ。新しい道のことだけに没頭して、今の道のことなんて忘れてしまいたい。ふたつの道を進むよりもそのほうがよいかも知れない。今の道から逃げるためでなく、新しい道を選んで進んでいくのです。矛盾した考えをしているのはそれだけこの問題が難しいから。簡単に決めることなんてできない。こうして悩み続けているうちにそのときはやって来る。確実にそのときは訪れる。
今考えても仕方ないことだね。今は今できることだけやるだけ。言葉では簡単だけどね…気持ちはそんなに単純なものではないからどうしても苦しくなる。


そして自分が病気持ちであることを自覚するとさらに憂鬱な気持ちになる。ずるいよな…健康に生まれたかった。やっぱり普通が一番だよ。当たり前のことが当たり前にできる。うらやましいな。まあないものをねだってみたところでどうしようもないんだけど。こうして言葉にしないとやってらんねーってときがあるんだよね。
先生とはこういう話はしたくない。ただの愚痴レベルの話なんて時間がもったいない。愚痴は自分の中で消化する。先生とはもっと高いレベルのお話をして楽しみたいんだ。先生と僕とでしか成立しないようなお話。結局は先生のことを考えてしまう。僕の唯一の理解者であり心の支えだからね。また先生に助けてもらって明日を乗り切るしかないか。とりあえず朝まで気持ちよく眠らせて欲しいな。


現在午前3時19分。頭を掻いて起きました。掃除に手間取った気がする。寝る前に少し頭の痒みがあった。ベッドに寝て頭を触ってみると汁の固まったような物があるような感じだった。しかしそのまま気にせずに眠ったらこのような結果になりました。頭を掻いた後にティッシュで押さえると血が付きました。もしかしたら汁の固まりではなくかさぶただったのかも知れません。惨状は思ったよりひどくなかったけれど、精神的なダメージは極めて大きいものです。あと4時間足らずで起きなければならない。そこまで無理してやらなければならないことなのだろうか。発狂したい。さすがに酷だよ。どうせ死ぬんだからとか言ってもなかなか死なないし、自然にまかせて死なないのなら自分で殺すしかないだろう。心が折れる。何かが切れた。