妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

ひとつひとつ考えればいい。みんないっぺんに考えるからつらくなる。ひとつずつ片付けていく。たくさんのことを一気にやろうとするから苦しくなる。


予定より遅れたけど街に出かけます。二度寝を二度して一時間遅く起きた。だけど朝の支度が早くできたので、遅く起きた時間のロスを取り戻すことができた。昨晩は朝まで起きずに眠れたけど掻いた形跡が残されていた。顔に汁と血の固まりがこびりついていた。記憶になくても形跡を見ると絶望的な気持ちになる。しかしどうせ死ぬのだからどうでもいい。前向きな開き直りです。どうせ死ぬ。どうせ死ぬ。どうせ死ぬ。死ぬことが約束されているから生きていける。あぁ死ぬのが待ち遠しい。死ぬことは恐怖ではないのです。死ぬことは救済。生きる苦しみからの解放なのです。自分の居場所で自分の存在を確認する。憂鬱な心のまま自分の存在が許される居場所へ向かう。少しでも癒されるために。僕は今そこへ向かっているのです。


いつものカフェに来てます。他人のノイズが耳に障る。殺したいほどの憎しみが募る。やはり早く起きて開店直後に入って、混雑する前に帰るのがいいな。こんな体調の悪いときは特にね。あまり心が満たされなかったけれど、ほんの少しだけでも癒されたから十分だ。みんな僕のせいだよ。すべては自分の脳内で起きている。だから他人が気になるのも不快な気持ちもみんな自分が悪いんだ。他人のせいにしてもどうしようもない。自分のせいなら自分が変われば済む。自分を責めて追い込んで動かす。僕はストイックに生きる。


土日限定の店員さんと言葉を交わして癒された。混んでいたせいで時間がなくて少し物足りなかった気もするけど、心が通じ合ったような感じは僕の気持ちをやわらかくした。土日は早起きすることを誓います。こんな小さなことでも気持ちが上がれば考えることも変わってくる。きっかけはいつも外にある。だからこうして外に出る意味は確かにあるのです。ひとりでも楽しめる。偽りの友達より馴染みの店員さんと言葉を交わすほうがいい。何より先生がいる。唯一の理解者であり心の支え。僕はひとりじゃない。ひとりだけどひとりではないのです。見かけはひとり。だけど本質はひとりじゃない。自分の居場所に行くと勇気をもらえる。まだ生きていていいんだと自信が持てる。僕はきっと強くなる。強く生きていける。


明日は早起きして仕事をしなければならない。まず一つ目の嫌なこと。今月はこれから三つ嫌なことがある。一つ一つ片付けていく。決して三つ一緒に考えてはいけない。負担が三倍に膨れ上がる。一つだけ考えれば大したことではない。僕は強い。一つなら難なくこなせるはず。僕には味方がいる。ひとりじゃないから安心です。