妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

通院日なので街に出てきました。ドトールに来てます。新メニューのハムとチーズと野菜の入ったミラノサンドとアメリカンで遅い朝食。味は悪くなかったけど、次からはまたミラノサンドBにしようかな。昨晩は掻いて起きて落ち着いて、再び寝ようとしたら顔の痒みが再発してずっと眠れずにいた。朝まで眠れないかと思うほど痒くてたまらなかった。どのくらい眠れたかは分からない。ただ痒みが治まってようやく楽になったときにはもう外は明るかった。だから睡眠は時間的にも質的にも全然足りていない。今は眠気はないけれど疲れを感じるし気持ちが落ちている。早く先生に会いたい。


ドトールの座り心地の悪い椅子に耐えきれず、本屋に行ったけれど収穫ゼロ。つまらない。歩いて足を鍛えたのだと思えばよい。いつものカフェに来ました。幼児がうるさくて居心地が悪い…ここはそういう場所じゃないんだってば。ショッピングモールに行けばいいのに。はぁ…しんどい。他人をコントロールすることはできない。自分をコントロールすることさえ難しいのだし。うるせー。うるせー。同じ場所なのに空間がまるで別の物になってしまう。自分の居場所のはずなのに、今日は自分の居場所がない。場違いなのは自分のほうみたいな気になる。ジャガイモの入ったパンと小さなパンとラテで居心地の悪いひとりランチ。開店直後なのにクロワッサンがすでになかった。悪いことは続くものです。気持ちが上がらない。食後にピンクのレキソタン。先生とのお話を楽しむために最低限のテンションの高さまで。そこで安定させる。先生のことを考えて気持ちを高めようか。


眠くなってきたな…疲れているんだ。ひどく疲れているのです。まだ約束の時間まで30分。先生は今頃がんばっているんだろうな。僕もこんな小さなことで気持ちを落としている場合じゃない。僕も先生とお揃いでがんばらなくちゃ。ここは僕の居場所。騒音の主は帰っていった。ようやく静寂を取り戻していつもの空間になった。心が落ち着いてきました。と同時に眠気もより一層強くなってきました。やはり眠れていない。クリニックの待合室でうたた寝してしまうかも。一度だけあったな。名前を呼ばれても気付かなかった。目覚めたらそこに先生がいた。あの頃の僕はよくやっていたね。本当にがんばっていた。もちろん今もがんばっている。ずっと苦しんでずっとがんばっているよね。そろそろ報われてもよい頃だよ。報われて欲しいな。


変なテンションになってしまった…まあいいか。どうせ精神的片輪なのだから。先生から新しい依頼をもらった。これは簡単。簡単だけど場合によっては難しくもなる。それは自分次第。外は晴れていたのが曇ってきた。風は最初から強いまま。少し冷たい風。だが寒くはない。近いうちに楽しいことがありそう。過剰な期待はせずに待っていよう。僕にもきっと春は来る。先生とお話しただけでこんなにも気持ちが上がった。我ながら単純なものです。


いつものカフェのパンはすぐ売り切れてしまうな…やはり早めに着くようにしたほうがいいか。明日は雨だっけ。家で先生の依頼に没頭しようか。


ジェネリックは駄目だ。安ければよいというものではない。薬も医師と同じように『相性』があるのです。不自由な自由。患者に選択させるのは酷だと思う。