妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

二度寝して30分遅れたけど一応早く起きたので街に出かけます。外は晴れていてすでに暑い。朝起きたら右の頬を掻いたらしく、血と汁の凝固したものが付着していた。顔を洗ったら少ししみた。だけど気持ちは落ち着いている。テンションもやや高めだ。昨日先生とお話したせいかな。今日も先生はがんばっている。僕もお揃いでがんばろうと自然に思える。街は混んでいるだろうか。今日からゴールデンな週が始まるらしいから。僕にとってはいつもの土曜日と何ら変わることはない。いつも通りが一番。他人のことは気にせずマイペースで楽しむのがいい。


先生とコーヒーを飲みたいというのが、先生とワインを飲みたいというふうに変わってきた。ワインに合うパンを見つけたんだ。楽しみは約束されている。楽しみがあるのなら死ぬ理由はない。楽しみは生きる理由になる。僕はまだ死なない。まだ死んでないよね。


いつものカフェに来ました。やはりいつもと違う。家族連れが鬱陶しい。二階には来ないようだからいいか。眠い…家族連れが帰ったらさっきまでの喧騒が嘘のように消えた。土日限定の店員さんと言葉を交わして癒される。こんなにも自然に話せるなんて僕も変わったね。自分の居場所だからだろうか。安心感。毎日を忙しく過ごそうと思う。僕にはまだ秘めた『可能性』があるような気がしている。調子が上向いてくれば前を向いて生きていける。健康でさえあれば。自分を信じ続けるしかない。最期の最期まで。まだ死んでない。死ねない。死にたくない。


ちょっと調子に乗りすぎたかな。まあたまにはそういう日もあっていい。結構大胆な行動を取って自分でも驚いている。しかし勘は当たった。僕は意外と鋭いのかも知れない。これ以上はしつこくしない。あとは相手次第。どうせ僕が得をする訳でなし。昨日のことがあったから思わず口をついて出ただけだ。以前イメージした通りだった訳だし。言葉を交わすと頭のよさが分かる。言葉づかいや間の取り方。言葉の選び方。今日は少し無理をして街に出てよかった。昨日持て余した気持ちがようやく満たされた気がしている。自尊心が高まっているのを感じる。僕はエリート。絶対に幸せになってみせる。


疲れた…だが心地よい疲れだ。明日も外に出ようか。毎日を忙しく過ごすんだ。これから家に帰ったら自分の道に没頭する。掃除もする。やるべきことをやっていればいつかは報われるはず。生活のリズムも自然に整う。充実感を味わっている。僕は今生きている。いい感じだ。


ひどく疲れている。気分が悪い。昨日嫌なことがあったから。嫌なことは記憶の底に沈めましょうか。よいことだけを思い浮かべる。夕食後のレキソタンを2錠飲んだ。気持ちを落ち着ける。楽しもう。他人のことはどうでもよい。自分のことを考える。今日は暑すぎて体がついていかない。異常気象も当たり前になれば異常でなくなる。平年並み。先生とワインを飲みたい。ワインに合うパンをルイボスティーと一緒に食べても物足りない。ひどく眠い。忙しい毎日。時間に追われる。そんな過ごし方をするのがいい。


現在午前1時24分。顔を掻いて頭を掻いて起きた。眠りには落ちていた。だけど掻いているとき意識ははっきりしていたようだ。こめかみからおでこにかけて掻いた。こめかみの辺りから水のようなものが出た。それから頭に鈍い痒みを感じて主に後頭部を掻いた。弱い痒みだったので、強く掻くことはなく被害は少なくて済んだ。しかし痒くて掻いて起きたことは紛れもない事実である。
今日は気持ちが上がって下がって最後に更に下がった。気持ちの波が激しいと疲れる。朝まで眠れるときでもこのくらい掻いた形跡がある場合がある。眠気より痒みが強いときは今晩のように起きてしまうのだろうか。掻いた記憶もないのに朝起きたら惨状なんて日もあるのだ。この気持ちをどうしたらいい?前向きな諦め。開き直り。気力を失う。気持ちは落ちる。明日はどうしようか。気分次第。前進はしている。決して後退はしていないはず。今の状態では仕事はできない。けれど街に出かけることはできる。今やれることをやるだけ。それでいいんだ。だから明日もきっと早く起きて外に出る。僕は負けない。最期まで闘い続ける。


病気だから仕方ない。これに勝るものはない。これを言ったら誰も何も言い返すことはできない。自分さえも。ははは…