■ - 妄想と記憶

昨晩はゲームをして痒みのピークが過ぎるまでやり過ごした。ようやく寝たのが午前2時。朝6時に目が覚めて激しい動悸がした。嫌な夢も見た気がする。そして7時20分に目覚ましが鳴って起きた。凄まじい強迫観念に駆られているのがよく分かる。仕事をした。無理をした代償は大きくて、外に出る気力をなくしていた。いつものレキソタンに加えてデパスを2錠飲んだ。
外に出る気になったので街に出てきました。ドトールに来てます。ミラノサンドBとアメリカン。ミラノサンドは飽きそうで飽きない。食欲ないからコーヒーだけでもいいんだけど。外は曇り空から青空に変わってきた。僕の心は暗鬱な曇り空のまま。先生に会いたい。この世に先生と僕とふたりだけみたいに思えばいい。僕はまだ死んでない。可能性がなくなるまでは自分を諦めてはいけない。薬の量が増えている。これから更に増えそうだ。でも仕方ない。病気持ちが生きるためには必要なのだ。

いつものカフェに来てます。クロワッサンとチーズとクルミの入ったパンとラテで暗鬱なひとりランチ。食後にレキソタンを2錠。しかし気持ちは上がらない。心の底で落ち着いている。落ち着いているというより気持ちの動く力が尽きて眠っている感じ。これでも家にいるよりはましなのか。疲れている。投げやりな気持ち。どうなっても構わない。死んだって。昨晩は寝ている間に皮がめくれた所をみんな掻いてしまったようだ。こめかみの辺りから水が出た記憶が残っている。一応朝まで眠れたからいいか。本当はよくはないけど。仕方ない。便利な言葉だ。自分を納得させるのに、これ以上の言葉は見つからない。けれど現実は仕方ないでは済まされなくなってきている。追い詰められている。変えられるだろうか。自分次第か。しんどいな…

さらにデパスを2錠。何もかも壊れてしまえばいい。自分さえ。破壊衝動です。アルコールよりまし。薬のほうが自制が効く。眠気がますますひどくなる。半分眠っているみたい。半分死んでいるみたい。死んだように生きている。死んだふりして生きている。生存本能をなくした。生きたいという欲求。あらゆる欲を失う。何もいらない。何もしたくない。もう何もかも疲れてしまったんだ。

体調が悪い。帰ったら休もう。どうせ何もできない。心に余裕がなくて勇気が出なかった。小心者。怖かったんだ。傷付きたくないから。僕は逃げた。弱いから楽な道を選んだ。昔に逆戻りだね。まるで成長していない。むしろ後退している。だけど朝は無理をして仕事をしたんだ。これ以上無理をする余裕はなかった。だから仕方ない。むしろこれが本来の僕の姿なんだ。臆病で自信のない情けない奴さ。罵られ蔑まれる駄目な人間。気持ちの上がっているときと下がっているときとでは別人なんだ。今日は悪いほうの僕だった。ただそれだけのことさ。やはり金土に調子に乗りすぎた罰だな。自業自得だ。仕方ない。

できるだけ人間関係は広く持っていたほうがよいだろうか。そこから世界が開けていくかも知れない。思いがけない出会いが待っているかも知れない。寂しいんだ。出会いが欲しい。『ひと』が欲しい。多少の無理はやむを得ない。だけど最低限の気力は必要なのだ。今日はそれがなかった。もし次があったら、きっと僕は一歩だけ踏み出してみようと思う。僕は変わった。自信を持って生きていていいんだ。期待はしない。それはあくまで可能性に過ぎないのだから。

夕方からこめかみからおでこにかけて猛烈な痒み。夕食を終えた今もずっと耐えている。昨晩は寝ている間に掻いた。それで苦痛は終わるはず。だのに今日もこんな時間に痒いのは何故なのか。無理をして早く起きて仕事をした。憂鬱なのに街に出た。何も報われない。それどころか罰を与えられるかのような仕打ち。今夜も痒くて眠れない。寝不足で疲れているのに。仕事をして外に出て疲れているのに。これでは社会に復帰することなんて不可能だ。病気だから仕方ない。そうだろ？苦しみに耐えるにも限度がある。僕は人間なのだから。

ひとまず痒みが落ち着いたのに、お風呂から出たらまた痒みが再発した。今夜もPSPで気を紛らせて痒みのピークが過ぎるのを待つ。明日は雨だから家にいる。早く起きる必要もない。眠れるのが遅くなっても構わない。二日連続はきつい。痒み地獄。生き地獄。昨晩皮がめくれて寝ている間に掻いて取れたのに、また今晩皮がめくれている。皮がめくれているだけならいいけどものすごく痒いんだ。痒みは気力を奪う。死にたくなるほどの苦しみに耐えている。単なる苦痛だと無意味だから『修行』だと思うことにするよ。修行ならば耐える意味がある。僕は修行中の道士。泣きたいけど泣けない。

どうやら痒みのピークが過ぎたようだ。もうすぐ午前2時になる。ゲームをしていると確かに気が紛れるようだ。少し目が痛くなるけど。ようやく眠れる。できるだけ掻かないことを祈って。楽しい夢を…おやすみなさい。

現在午前3時20分。頭を掻いて顔を掻いて起きた。痒みが落ち着いても結局はこうなる。痒みはそれほど強くなかったので、被害はましなほうでした。精神的には最悪ですが。何故僕は健康でないのですか。何一つ報われない。もう気力が尽きた。痒みに耐えるのはいい加減飽きた。そろそろ楽になりたい。