妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

既成事実を作れたからいいんだ。よくやった。無理をしたんだ。逃げなかったんだ。休もう。先生は誉めてくれる。


どうしたらいいのか分からない。どうにかしようとする気力もない。もう疲れたんだ。どうしようもないんだ。そう思い込んでいる。思い込んでいるだけなのかも知れない。だけど思い込みは自分の考えであり、現実に対する認知であるはず。自分が思っていることはすべて思い込みだと言えないだろうか。自分の気持ちは思い込み。自分の心は思い込み。他の考え方もある。もっと自分が楽になるような。自分で自分の首を絞めるような考え方はやめよう。
認知の歪みを矯正するというのは、つまりはそういうことなのだと思う。僕は『認知の歪み』という言葉は嫌いなんだ。決して歪んでいる訳ではない。間違っている訳でもない。ただ自分を苦しめる考え方であるというだけなんだ。だから歪みというネガティブな言葉を使っているに過ぎない。分からなくなってきた。もう考えることも面倒だ。眠ることが怖い。掻いて起きてしまうのではないか。それなら朝まで寝ないほうがまし。明日は街に出かけたい。追い詰められている。自分を客観視するのが難しくなってきているようだ。限界が近づいている。