妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

通院日なので街に出てきました。ドトールに来てます。ミラノサンドCとアメリカン。もうミラノサンドはやめようか。眠い…三時間寝てないように思う。睡眠不足。質も最悪。ほとんど朝になって寝て目覚ましで起きたら、右の頬を掻いて汁が出ていた。せっかく眠れたら結局掻いてしまった。もう笑えない。どうせ死ぬのだからと自分に言い聞かせた。究極に前向きな諦め。死んだらすべてが終わるのだから気にすることはない。朝寝て朝起きた。いつもなら昼まで寝ている。先生に会うために早く起きて街に出た。昨晩から不運は続いているようだ。何もかもどうでもいい。どうせ僕が悪いんだ。こんな時間にこんな所にいたから。最悪だ…死にたい気持ちがより一層強くなる。あんまりだ。いくらがんばっても報われない。泣きたい。


他人に気を使っても無視か…僕が悪いのか。嫌な人間ばかりだ。悲しい気持ち。悪いことは続くもの。人が怖い。先生しか信じない。


鬱…今にも泣き出しそうな空です。というか少し泣いてます。少し泣いて、泣き止んで、また少し泣いて。いつものカフェに来ました。小さなパンとラテで悲しいひとりランチ。食欲がない。クロワッサンがなかったという理由もある。ラテだけでもよかった。孤独感に押しつぶされそう。こんな僕に言葉をかけてくれて申し訳ないと思う。ありがたい。少し救われた気持ちがした。ここは僕の居場所。僕の存在が許されるところ。お気に入りの席の照明が明るくてまぶしい。僕の心が暗いせいだろうか。雨が本格的に降る前に帰りたい。天気が悪いのも僕のせいか。悪いことが続いている。これもみんな脳内で起きているに過ぎないのだろうか。いくら気持ちを明るくしても空は青くならない。自分ではどうにもならないこともあるということか。
食後にピンクのレキソタンデパスを2錠。飲み物と薬だけでお腹は満たされるかも。いや満たされることはないか。これから先生と会うという気がまったくしない。心が空っぽ。悪い意味で。何も考えられない。虚ろな眼でどこか遠くを見ている。どこでもないとこを見続けている。


ついに降り出したか…やっぱり今日はついてない。最悪だ。屋根で雨音がする。もはや小雨ではない。これは僕のせいか知らん。自分ではどうにもならないこと。仕方ないこと。仕方ない。仕方ない。仕方ない。先生のことを考えようか。先生は今がんばっている。僕もお揃いでがんばりたい。落ち込んでいる場合じゃない。僕はひとり。だけど寂しくない。僕には唯一の理解者がいる。心の支えになるひとがいる。それだけで十分だ。他には何もいらない。何もいらないよ。


傘をさしてクリニックまで歩いた。着いてみればたいしたことはない。先生は昨日もがんばっていたのか。僕もがんばらないとな。やはりここが一番落ち着く。カフェはみんな連れがいて、こんな鬱な日は劣等感が強くなる。こんなに気持ちが落ちていなければ、もう他人のことは気にならないはず。今日は体調が悪いんだ。鬱で寝不足なんだ。鬱なりに先生とのお話を楽しめたらいい。


ドトール→カフェ→精神科→ドトール。アメリカンを飲みながらひとり反省会。鬱なりには楽しめたかも知れない。先生はお疲れの様子だった。先生も苦しんでいると感じた。先生になら何でも話せる。依頼が欲しいと言おうとしたけどやめといた。今の自分では先生の役に立てる自信がない。それに依頼自体もらえそうな気がしなかった。そんな雰囲気だった。先生と僕と少なくともどちらかの体調がよくないと、楽しいお話にはならないのかも知れない。今回は自分の言葉に自信を持って話せた。先生に伝えたいと思った。聞いて欲しいと思った。先生になら話す意味がある。先生とお揃いで僕も苦しむ。先生とお揃いなら耐えられる。今日は疲れた。しばらく何も考えたくない。少しだけ休ませて欲しい。


アメリカンはやめてカフェラテにしようかな。ブラックは胃に優しくない気がしてきた。アメリカンは先生とお揃いのつもりだった。だけど先生と一緒にコーヒーを飲む機会なんてないじゃないか。もうアメリカンを飲んでも先生とお揃いだとは思わない。ドトールではいつもカフェラテだった。ドトールではカフェラテだけ。いつものカフェではクロワッサンとラテ。これからはそうしよう。クロワッサンがないときは食欲があれば他のパン、食欲がなければラテだけ。少しだけ変えてみる。気分次第。


現在午前1時15分。頭を掻いて起きた。頭を洗った後少し痒みがあったので予兆はあったことになる。寝不足でひどく眠かったので11時半にベッドに入った。痒みもなくていい感じで眠れそうだった。だけど結果的には頭を掻いて起きるということになってしまった。昨晩頭を掻かなかった分が今晩に回ってきたみたい。結局掻くまでは治まらない。しかしそれほど強い痒みではなかったので、指の力を抜くように意識して、できるだけ被害を少なくしたつもり。惨状までは行かずに済んだ。被害は決して小さくはなかったけれど。眠りには落ちていた。落ちて間もなく痒くなって掻いているうちに目が覚めたようだ。まあ仕方ないとしか言いようがない。こういう病気なんだ。気持ちは意外と落ちていない。眠気は飛んでしまった。早く寝たからまだこんな時間。明日早く起きることは十分可能だ。明日も先生は診療日。僕も街に出たいと思う。こんな病気に負けられない。まだ闘える。僕はまだ死んでない。


現在午前3時12分。頭と顔を掻いて起きました。眠いのに眠ることさえ許されないのか。被害は軽かった。顔は耳の辺りとおでこと眉毛の辺りを掻いた形跡がある。眠りには落ちていた。しかしまた掻いて起きてしまった。何故だかまったくわからない。原因がわかれば簡単なのだが。これで明日早く起きるのが難しくなってきた。だけど意地でも起きるよ。こうなりゃやけくそだ。家に引きこもっていても調子がよくなることはない。外に出なければならない。外に出たいんだ。毎日無理をする。病気持ちのプライド。負けず嫌い。どうにかこの試練を乗り越えてみせる。