妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

通院日なので街に出かける。外は暑い。相変わらず眠い。まだ休みの人が多いのだろうか。やはり人が多いのは苦手だ。息が苦しくなる。疲れている。忙しすぎて現実逃避をする暇もない。最低限の荷物で地獄へ向かう。


いつものカフェに来てます。家族連れが鬱陶しい。カウンター席のほうがよかったかも知れない。休みの日はそのほうが安全だな。他人の子供がうるさいと本当に耐えがたい。ここはそういうお店ではないのだが、自分のことしか考えない人間はどうしようもない。海老と卵のサンドイッチのランチセットとラテでひとりランチ。早めに食べてレキソタンを2錠。先生に会いに行く。


先生は偶像ではない。仲間。道士。同じ立場でおそらく同じものと戦っている。違う場所で同じ敵と戦っている。だから先生が無理をしていれば僕も無理をするし、先生ががんばっていれば僕もがんばるし、先生が苦しんでいれば僕も苦しむ。僕のなかの先生はそんな存在である。唯一の理解者にして心の支え。先生がいれば生きていける。


ひどく疲れている。精神状態は悪くない。やるしかない。仕方ないじゃないか。こうなったらやれるところまでやるしかない。前向きな開き直り。病気持ちのプライド。僕はエリートだ。やるときはやる。


先生と僕は対等な立場。同じ目線。戦っている場所が違うだけ。


同胞か。


気力がない…一度醒めたものは二度と楽しめないんだ。醒めた理由はちゃんとあるのだから。今は忘れてしまっているだけ。今あるものと新しいものを楽しむ。醒めたものはもう手遅れなんだ。実際そう感じている。例外はあるかも知れないけど。眠い。今日も疲れた。無理をしたら休まなければならない。