妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

本屋で最新刊を立ち読みした。やはり貞本エヴァは合わない。TVシリーズと旧劇で終わったんだ。僕はそれを楽しめばいい。僕にとってのエヴァを楽しむだけ。すべては自分の脳内で起きている。狭量でちっぽけな世界。可能性は一つではない。あらゆる可能性の中で自分はどれを選ぶのか。何を願うのか。世間では楽しめる人のほうが多いようだ。やはり僕はマイノリティ。少数派であるが故の生きづらさを感じながら、これからもきっと生きていく。


眠い…通院日なのでクリニックに来ている。昨晩は先生とお話しする準備をして、先生のために資料の用意をした。朝目覚めると寝ている間に掻いた形跡が大きくて落ち込んだ。それでも昨日いつものカフェで買ったパンとホットミルクで朝食にした。牛乳を久しぶりに飲んだら何だか甘い感じがした。今度スタバのインスタントコーヒーを入れてカフェオレを作ろうかと思う。外は晴れているけど冷たい風が強い。気持ちは落ちている。傷付いた心を先生に癒して欲しい。先生の存在を実感したい。


いつものカフェに来ている。先生とお話したのにあまり楽しめなかった。隣の席で仕事の話が聞こえてつらすぎる。デパスとピンクのレキソタンを飲んだ。現実から逃げるために僕の居場所に来ているのに。先生とのお話が満たされなかったのは、僕の体調が悪かったせい。負のオーラが漂っていたのだろう。自分の口調がいつもと違うのを感じながら話していた。僕の背中に暗い影が見えていたはず。今日の先生は忙しそうだった。タイミングが悪かった。でも変に僕に気を使ってくれないほうがありがたい。自然体で接してくれたほうがいい。そういうのは敏感に分かるから。次はお互いによい条件でお話したい。またお揃いの楽しみのためにお揃いの苦しみに耐える。先生からもらったお守りに頼るしかない。僕には先生がいる。僕はひとりじゃない。


本当は先生の前で泣いてしまいたい。だけど先生に愚痴は言いたくない。弱音は吐く。正直な気持ちをそのまま言葉にするだけ。僕が何処までも僕でいられるのは先生の前だけ。いつものカフェで赤いマグカップを買った。赤は季節限定の色。いつか先生に買ってあげた。今も使っているだろうか。先生が赤色が好きだと知ってから、赤い色を見ると先生のことが浮かぶ。先生のイメージカラー。今日は早めに帰る。久しぶりのラテはおいしかった。やっぱりこれだなと思った。


鬱がひどい…またデパスを飲んだ。首を振るチック症状が出てきている。これはSOSのサイン。心が泣いている。これ以上は危険だと知らせている。だけど結局は無理をしなければならないし、僕は無理をするのだと知っている。気持ちの整理をしているに過ぎない。この過程を経ないと前に進めない。もう動けなくなる。何もできなくなる。僕はこんなに苦しむために生まれてきたんじゃない。もう一生分以上苦しんだのに、まだまだ苦しまなければならないのですか。死にたいよ。死んで苦しみを終わらせたい。何もかも終わりにしたい。


先生のためにすることは本当にしたいからすることであって、先生の役に立ちたいからというただ純粋な気持ちによるものであって、いつも先生に助けてもらっているから、当たり前みたいに先生のためにしたいと思うのです。理由なんてあってないようなもの。僕の自然な思いが行動となっただけのこと。