妄想と記憶

人生にくじける孤独な妄想と記憶

先生は気の合う話し相手であればいい。心の支えという存在でなくても、会って言葉を交わして癒されたらそれでいい。


先生に対して要求するレベルを落とす。


先生に多くを求めすぎていた。


よかったじゃん。先生は今まで苦しんだから報われたんだ。僕は報われないけれど。


一度落ち着いても再び揺れ動く気持ち。そんなに単純じゃないから。


堕ちるとこまで堕ちればいい。そしたら後は上がるだけだから。底がないかも知れないけど。そしたら堕ち続けるのも悪くない。


何で僕はいつまで経っても報われないのか。先生は報われたのに。


僕は先生に対して何を望むのか。何を期待していたのか。最初からプライベートに干渉することはなかった。だから私的なことで何があろうと関係ないはずなんだ。何で泣きたくなるのだろう。何でこんなに心が傷むのか。


僕の欲しかったもの。理解者。心の支え。仲間。味方。先生はすべてを備えていた。


よりストイックに。僕はひとりで生きていきます。先生に甘えていた。目が覚めた。先生は気の合う仲間で、話し相手になってもらえれたら十分。先生は仲間だから役に立ちたい。僕にしかできないことがあるはず。それで僕は生きる意味を感じることができる。誰かに必要とされたい。先生は近所のお姉さん。話の合うお友達。先生とお話して癒されるうちは、僕はこれからも先生に会いに行きたいと思います。


僕を利用するかたちでも構わないから、僕に頼って欲しい。先生に必要とされたいんだ。プライベートと仕事のあいだ。その隙間に僕の入る余地があるのだとしたら、僕はそこで先生の役に立ちたいと思う。


僕はストイックに生きる。


もともと僕と先生は私的な関係は皆無だった。患者と精神科医の関係に過ぎなかった。少し変わっていたから勘違いしていただけだよ。気持ちの整理には相当時間がかかりそうだ。


今日はストイックにやるべきことをやったので、早めに眠ることができそうだ。やはりすべての時間を早めるしかない。個々の時間を短縮しようとするのはもう限界に来ている。とりあえず明日を生きてみる。そしたらまた次の日のことを考えよう。今は先生のことで頭が一杯。心の支えをなくした今は、ストイックにひとりで生きるしかない。眠いからもう寝よう。明日のために。生きるために。